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10月5日

友人の葬儀から帰宅の途上、父の容態悪化の連絡。
父、緩和ケア病棟22日目。台風24号が去りそれを追うように25号がやってくる。意識は遠くへ、そして深くへと。ゆっくりと命を燃やすように。

酸素マスクで息は強く、筋肉の硬直から全身が痛む様、痛み止めのモルヒネ。10秒ほど呼吸が止まったり、戻ったり。眉間にしわを寄せたり、目を見開いたり。

駆け抜けていく台風25号の風に向かうように、母と葬儀の打ち合わせに向かう。

小さな孫達もみなは列車で病室に向かう。


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