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相手に「伝えた」と相手に「伝わる」

こんにちは、守屋です。

コミュニケーションというのは生きていくうえで重要なツールの一つだと私は感じます。そんなコミュニケーションですが、変な話で身近な家族間でも「伝えた」だけでは、全く理解されず異なる結果となる場合もあります。


逆に近い存在でなかったとしても伝わる場合もあります。


テレビ番組の「世界の果てまでイッテQ!」で、出川哲郎がアメリカでお題に沿ったスポットに、つたない英語を駆使して色んな人に聞きながら目的地に辿り着くという企画で(テレビの企画だということを頭に入れておいて下さい。)

はじめてのおつかい in ロサンゼルス

意味不明に近い単語、もしくは発音でも周りの人はなんとか理解しようとして、道を教えてくれたり行き先を指示してくれたりしていました。

「伝えた」は一方的な場合が多い

テレビということを考慮しても海外旅行に行き外国人に道を尋ねたことがある人であれば、ある程度気持ちが分かるのではないでしょうか。


何よりも必死でコミュニケーションを取ろうとしたり、本当に困っているというが伝わってくるからこそ、相手も理解しようと一生懸命に読み取ろうとするわけです。


逆に「伝えた」だけではこちら側の一方的な発信となり、相手の理解・解釈という部分が抜けているために受け止め方が異なり、思うような結果にならない場合があります。


上司が部下に対して、

「この資料確認して、明日の夕方にミーティングできるようにまとめておいて」

と伝えた場合上司の心の中では、

(この資料は読めば今後うちの会社にとって重要なものだというのは分かってくれるはずだ。自分だけで読んでもわからない点に関しては明日の朝一番にでも聞いてきてくれるだろう。)

と思うものの、部下は資料の確認と夕方のミーティングまでにまとめてほしいと伝えられただけなので、指示通りに夕方前までに資料まとめて上司に渡しました。しかし上司は思っていたまとめ方ではなかったことに苛立ちを覚え、

「資料を読んだらどれだけ重要かわかるだろ。それくらい分かっているはずだと思ったよ。だから今日の朝一番で君が一度チェックしに来ると思ったのに残念だよ。」

と言われた部下は、

「ですが、私は資料を確認して明日の夕方にミーティングできるようにまとめろと言われたので。」

と言いました。

「伝わる」は物語や背景を理解させることが重要

上記のようなシチュエーションは会社でなくても家族でも、恋人関係や監督とサッカー選手といった関係の中でも頻繁に起こっていることではないでしょうか。


伝えた相手に理解されるために必要なことは、物事の背景や物語という「なぜ」を少しでも良いので伝えることが大事になります。


新しい監督がクラブにきて、新たな戦術を取り入れることになったとします。そんなとき選手に伝わるように、


「このチームの弱点は失点数が1試合平均で他のチームよりも多いことです。この部分の改善は急務であり今後の課題であることは間違いありません。そのために〇〇という戦術を取り入れ、完成度を高めるためのトレーニングを行っていきます。」


という背景や理論を説明すれば、選手は戦術の意図が伝わりスタートの時点で大きく異なる解釈とはならないでしょう。


もちろん細かい部分に関しては時間の経過とコミュニケーションの密度が必要になってきます。


上司と部下、夫婦関係、親と子供。


どんな関係であろうと「伝えた」では理解が得られず、「伝わる」というコミュニケーションでなければ相手に理解されません。


「なんでお前は分からないんだ?」
「どうして私の言うことが理解できないの?」
「このまえ伝えたこと、まったく出来ていないじゃないか!」


と思うことがある人は、そもそも相手に「伝えた」だけになっており、「伝わる」を心がけていないかチェックしてみると良いかもしれません。


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