継続は力なんだろうけど

「継続は力なり」という言葉は子供の頃からさんざん聞かされているが、大人になってその意味が改めてずしりとくる。

何かを成し遂げるためには基本的にはこの「継続」の一本道であって、ある日突然ものすごいレベルアップがあったり、「君は天から与えられた才能がある、こちらにいらっしゃい」と憧れの人から声をかけられてお友達になっちゃう、みたいなこともない。ある人もいるのかもしれないが、少なくとも僕が37年間生きてきた中では、残念ながら一度も起こっていない。

僕自身、ギターを弾くこと以外に継続できていることはほとんどない。続かないジョギングで万年運動不足、英語の苦手意識はいつまでもなくならず、背筋を伸ばそうと思っても30秒後には形状記憶みたいにもとの猫背に戻る。

幸いギターだけは20年以上続けることができた。なにか波長があったんでしょうねぇ。

ギターの練習を毎日続けるこつがあるとしたら、それはすぐ手を伸ばしたところにギターがあるかどうかだ。もし大事にケースにしまっておいたとしたら、そのギターを弾く頻度は半分くらいになってしまうと思われる。
「ギターでも弾くかなぁ」と思ってから実際にギターを手に取るまでの障害物はなるべく減らすに越したことはない。

「本当に弾きたかったらケースから出して弾くはずだ」と思われる方がいるかもしれない。もちろんそういう意志の強い人もいるかもしれないが、僕はそうじゃない。本当に弾きたいのに、もう本当にケースから出すのが面倒なのだ。

そんな調子でやっているので、基本的に僕の部屋ではなんでも出しっぱなしである。ギター、足元の機材、日記帳、読みたい本、着替え、書類、カップ...
いや、ただ片付けが苦手なだけかもしれないが。

目指せ書籍化📓✨ いつかライブ会場のグッズ売り場にエッセイ集を平積みにしたいと思います。