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負けるが勝ち

負けるが勝ち

このことわざを、子供の頃から言葉としては知っていましたが、最近になってようやく、この言葉を本当の意味で理解できるようになった気がしています。

「負ける方が勝っている」という何とも逆説的なこの表現に、深く考えさせられます。

なぜ、負けることが勝ちにつながるのか。

今日は、「負けるが勝ち」について考察します。

負けるとどうなるのか?

勝ち負けを争うのは、不特定多数と争う場合と特定の相手と争う場合とがあります。

社会的成功を収めるには、何かしらの分野で人並外れた結果を出す必要があります。

その弱肉強食の競争社会では、勝たなければ成功は収められません。

競争心を持つのは大事なことです。

ここでいう勝ち負けの話は、特定の誰かと争う場合の話と限定して進めたいと思います。

負けると自分の気持ちはどうなるのでしょう?

負けると、自信をなくしたり、傷ついたり、悲しくなったり、力不足に不甲斐なさを感じることがあります。

自分が成功したいと思う分野で、本気になって頂点を目指しているのなら尚更のことでしょう。

また、相手よりも劣っていると思うことで、コンプレックスがくすぐられ、自分の価値が下がるような気がすることもあります。

議論に負けそうになると、悔しさのあまり腹を立てたり、感情的になって自分を見失う人もいます。

そうなると、いつのまにか相手を論破することが目的になって、生産性のある話し合いができなくなってしまいます。

それでは、自分が負けると相手はどうなるか?

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