「すべての悩みは対人関係の悩みである。」
心理学者　アルフレッド・アドラーは、人間の悩みに対してこのように提言しました。

人は自信をなくしたり、緊張したり、失敗を恐れたりします。

それらの悩みは、すべて他者が介在するために起こる悩み。

もしも、世界に自分一人しか存在しないとしたら、悩みと呼べるものはほとんどないといえます。

死について恐れるのも、愛する大切な人と別れてしまうことにより感じるものです。

孤独についても、他者という存在がいるために初めて成立する感情です。

そのように考えると、人が抱く悩みのほとんどが、人間関係の悩みだといえるのです。


これを逆の視点から見ると、人が幸せに生きるには、豊かな人間関係を築けているときと言えるのではないでしょうか。

人間関係の悩みがなく、他者とのより良い関係性を感じられるとき、人は幸せに生きることができます。

日本社会においては、労働基準法の定める勤務時間は1日8時間を上限とされています。

私たちは一日24時間のうち、約3分の1に相当する時間を仕事に費やしています。

人によっては、もっと多くの割合を占める人もいるでしょう。

私たちは、家族よりも長い時間を職場で過ごしているのです。

そう考えると、職場の仲間と良好な人間関係を築くことは、そのまま人生の質を高めることになります。

それでは、職場において人間関係の質を高めるにはどうすれば良いのでしょうか？


それは、一人ひとりが幸せに生きる意志を持ち、この職場で楽しく幸せに働くという共通の目的を持って関わることが大切になります。

他者の価値観や人格を変えることはできませんが、他者との関係性は変えることができます。

他者とのしなやかで柔軟な関係性を持つことが、幸せに生きるために必要なのです。


今回の「職場の対人関係が向上する体験会」は、おかげさまで定員満席となりました。

しかし、少しでも多くの方にご参加いただきたい想いから、昨日、新たに2枠を追加いたしました。

この体験会では、「アドラー心理学×自己肯定感」の体験ワークを通じて、他者とのしなやかで柔軟な関係性を持つ方法について触れることができます。

誰もがリーダーに成り得る時代。

今現在リーダーでない方でも、十分楽しむことができる体験会となっております。

体験会は、明日１２月２０日（水）の２０時３０分より開催いたします。

お時間ご都合の合う方は、下記URLよりお早めにお申込みくださいませ。