見出し画像

M5STACKのAtomUを買って失敗した話(自分が悪い)

先日初めてM5STACK製品を買いました。買ったのはAtomUというUSBドングルタイプの開発キットです。

そもそもAtomUを買った理由を書きますと…。

元々職場で使っているPCのスクリーンセーバーを起動させないためにRaspberry Pi PicoをMouse Jigglerにして使っていました。

セキュリティ上スクリーンセーバーを無効化することもできず、かと言って無効にするようなソフトをインストールすることもできなかったのでMouse Jigglerを使うことにしました。ちなみにWindowsノートPCであれば、プレゼンテーションモードにすることで簡単にスクリーンセーバーを無効化することができます。デスクトップPCでもプレゼンテーションモードにすることができるようですが、それにはいろいろと面倒なことをしなければならないようです。

Raspberry Pi Picoは基板むき出し状態でケーブルも必要になるなど、あまりスマートではなかったのでドングルタイプのマイコンボードを探していたところ、M5STACKのAtomUを見つけてあまり良く考えずに買ってしまいました。

Raspberry Pi Picoはその性質上安くていいケースなどは売っておらず、ケースを自作すると結構お高くなるので、AtomUの見た目に思わず飛びついてしまいましたw。

早速AtomUを購入しRaspberry Pi Picoの時と同じようにCircuitPythonをインストールして、Raspberry Pi Picoで使っていたコードを走らせようとしたところ「usb_hidが見つかりません」というエラーが出て動きませんでした。

それであらためてAtomUの回路図を見たところ、そもそもAtomUのUSBコネクタはUSBシリアル変換と電源供給でしか使えないことが分かりました…。以前ESP32-CAMなどでESP32を使った時も、そう言えばUSBシリアル変換が必須だったなぁ…などとその時になって思い出しました。

Raspberry Pi Picoに乗っているRP2040はUSBと直結されているので、USB HIDとして使えていたんだ…とそこで初めて理解しました。どうもESP32-S3というマイコンであればUSB直結でUSB HIDも使えるようですが、お高いマイコンですしAtomUはESP32-S3ではありませんでした。

そんなわけでせっかく買ったAtomUですが、残念ながらMouse Jigglerとしては使えないことが分かりました。さらにこのAtomUは拡張しないとほとんど何もできないという困ったちゃんでして、せっかく買ったので現在AtomUを使って何をしようか考え中です。

AtomUはMouse Jigglerにならないことが分かったので、当初の目的を果たすため追加でWaveshareのRP2040-Oneというマイコンボードを購入しました。

RP2040-OneもRaspberry Pi Picoと同じく基板むき出しですが、USBポートに直接挿せる形状になっているので、AtomUと同様にUSBドングルとして使うことができます。それに値段もRaspberry Pi Pico並みにお安いので、Mouse Jigglerとして使うなら現状の最適解ではないか?と思っています。

CircuitPyrhonのページにはまだRP2040-Oneは出てきませんが、RP2040-ZeroというボードのページがあるのでそこからRP2040-OneにCircuitPyrhonをインストールしてMouse Jigglerとして動くか試してみようと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?