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品川駅でお店をやるということ

出店のための打ち合わせや、書類提出などやることに追われた2月。
3/4のオープンから、体制やオペレーションを整えてようやく落ち着いてきました。

現状


僕たちの現状を包み隠さずいうと、工房はスタッフが育ち、美味しいチーズも作れるようになってきた。
福岡店もスタッフが入り、もうすぐ1年というところで卸も始めることができそうで、ようやく安定してきました。
ただバックオフィスが弱い。&にも妻と2人で立ちながら、経理以外の会社の裏方業務(EC、卸、人事、SNS、広報)をほぼ全部えいやっと回している、そんな手薄な状態です。

また尾山台、福岡に続き、品川への出店。
毎年のように出店し、工房という普通の飲食店をやるよりも高い設備投資をしているため、なかなか大変です。

色々商業施設からお声がけいただきながらもタイミングや人などが合わずお断りしていたけれども、品川のお話をいただいた際には、8:00〜22:00のオープン時間というこの人不足という時代にあまり良い条件ではありませんでしたが、それでも2つ返事でオッケーをさせてもらいました。

人不足な状況であるにも関わらず、経営的にも認知度的にも打開策がそこにあると経営判断をしたからです。

圧倒的な乗降客数と手土産需要


1つに、やはり東京以西の玄関口であり、乗降客数が圧倒的に多いということ。絶対数が多いため、ある程度の売り上げが見込めること。

仕事帰りや旅のお供などの自家消費も多いことに加え、どこかに行く際にも手土産にもなります。

渋谷の店舗は目的を持ってきてくださるお客様が多いが、品川は初めましての方ももちろん多い。
買っていただかないお客さまにも、リーフレットの配布や見ていただいた方へのブランドの認知の観点からも素晴らしい立地であるということです。

バターのいとこさん、羽田空港や品川駅にあることで、本当に認知力が上がりましたよね。

製造資源の有効活用

2つ目に、製造キャパがある分、その有効資源を活かすこと。
チーズ製造は練る時間やパッキングなどの時間は数に比例しますが、発酵時間、乳の低温殺菌時間は量がどれだけ多かろうが同じとなります。ならばたくさん多く作れた方が製造効率が良いことになります。

特に、熟成チーズの尾山台は各賞を受賞し始めてきており、美味しいチーズを作っているにも関わらず、まだまだお客さまに届けきれておらず、もっともっと作っていきたいというのがあります。

世界大会で各テーブルの100個のうちから一つに選ばれSUPER GOLD。さらにBEST NEW CHEESE、BEST JAPAN CHEESEに選ばれた東京ブラウンチーズ。



まだ製造余力がある中で卸やECなど以外にも自社で人が多くいる場所に売り場を設け、積極的に売っていこう、攻めていこうという姿勢です。

販売手法の可能性を模索

今回、JAPAN CHEESE STAND🔴と名付けました。僕たちのチーズだけでなく、日本のチーズも美味しいのだ、ということを知ってもらい、一緒に日本のチーズを盛り上げられるような、そんな場所にしたいと考えています。(とはいえビジネスなので、1ヶ月2工房程度)
来月4月は大人気のさくら、や、エゾリスさんのコバンが並びます。

エゾリスの谷 コバン


品川という立地なので、旅のお供に食べられるようなチーズのアソートや、SHIBUYA店で出しているのラザニアや、トマトとブッラータなども販売しています。

関口シェフ渾身の作のスモークカチョカヴァッロのラザニア。スモークの香りがいい味だしてます。

普段とは違うことをするので、チーズの切り方、アソートの作り方、発注など苦労していますが、チーズプロフェッショナルの多くの方や、CHEESE STANDのファンでいてくれる方にも手伝っていただきながら、なんとかやっています!

前出店者がフェルミエさんという、歴史も長く、品川駅で8年をほどやられていたお店。
コンテないの?ミモレットないの?
とそこで販売されていた外国産のチーズがないことを嘆かれるお客様も美味しいですが、「いま、国産のチーズも美味しくなっていますよ!」と胸を張って伝えています。

ぜひぜひ、品川お立ち寄りの際は、お越しいただけると嬉しいです!

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