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桜色のオンガク月報(2023年5月)

こんにちは。桜小路いをりです。

今月も、「桜色のオンガク月報」の日がやってきました。

今月は、CDが2つ、楽曲が8つに番外編も加えた、ボリュームたっぷりな記事です。

ぜひ最後までお付き合いください。

よく聴いているCD

YOASOBI「はじめての-EP」

大好きなユニット×大好きな作家さんのコラボで生まれた、大好きな楽曲が詰め込まれたEP。お迎えしてから毎日リピートしています。

心をぐっと鷲掴みにされて、強く揺さぶられるような熱さがこもった「セブンティーン」。
背中にそっと寄り添ってくれるような優しさと、鮮烈な光が美しい「海のまにまに」。
告白のドキドキ、等身大のときめき、キュンとする想いがいじらしくも眩しい「好きだ」。
恋にも愛にも思える悲痛な感情、でも、そこに確かにあった温もりをも感じる「ミスター」。

どれもが本当に素敵な楽曲で、まさしくYOASOBIさんの真骨頂。引き続きたくさん聴いていきたいです。

Eden (Adam & Eve) 「あんさんぶるスターズ!! ESアイドルソング season 3 Eden」

今年のバレンタイン楽曲である、「Adam」と「Eve」それぞれのユニット曲が収録されたCD。

相反するそれぞれの魅力を引き立てた競演、それでいて、互いに高め合い補い合うような2曲が収められています。

今月の始めにリリースされて、それからというもの季節外れ上等でリピートしています。(そういえば、アニメイトで予約したので特典の缶バッジもいただきました。)

どちらの曲も、フル尺が本当にカッコよくて大好きです。もちろん、ゲームサイズで聴いても素敵なのですが、フル尺にしかないストーリーの奥行き感、深みがある気がします。

よく聴いている曲

SixTONES「こっから」

SixTONESの10thシングル表題曲。
下町の雰囲気溢れるMVと、マイクリレーが印象的な楽曲です。

「人人人」で、ラップを歌い上げるカッコよさを魅せつけてきた6人。ここへ来て、さらにパンチの効いたラップ曲を出してきました。
歌詞にもちゃんと「人人人」を彷彿とさせるフレーズがあって、非常に心憎い。

さらに、これまでの楽曲の振付が入っていたりと、「これまでがあってこその『こっから』」という感じ。

「こっから始まんだ」と叫ぶ泥臭くエネルギッシュなこの楽曲は、聴くたびに「よしっ」と自分に気合いが入ります。
来月もリピート確定。

YOASOBI「アイドル」

殿堂入りです、この曲は。
間違いなく、一番星のように美しく颯爽と現れた最強の楽曲。

この前、ひとりカラオケで2回も歌ってしまいました。
80点台半ばにも届かない完成度でしたが、ひとりでいっぱい歌って踊って、無性に楽しかったです。

そして、「この魔性の雰囲気はいったい……」と、聴くたびに思っています。可愛らしくポップなのにダークで、まばゆいほど鮮烈なのに底知れなくて、手が届かないような美しさの中に、はっとするような人懐っこさがあって。

来月CDもお迎えするので、考察も捗る予感がしています。

(CDに同時に収録される英語版「Idol」もぜひ。これを機に、YOASOBIさんの英語バージョンの魅力も、より多くの人に広がっていきますように。)

香椎モイミ「破壊少女 feat. 狐子」

狂気と切なさが交錯する、独特の冷ややかさを感じる1曲。
歌唱は、神椿のバーチャルシンガーである幸祜さんの音楽的同位体・狐子ちゃんです。

この曲で描かれているのは、「破壊に伴うエネルギーによってしか生命活動を維持できない彼」に想いを寄せる少女のお話。
彼女は、愛する彼のために、世界中を壊して回っています。

少女の「破壊衝動」は、愛する彼への恋心ゆえ。その切なさ、儚さ、危うさが胸に迫ります。
そして、そんな狂気に満ちたところから、ふっと冷静になる瞬間が繊細に切り取られていて、何度も聴いてしまう1曲です。

初音ミク×40mP「恋愛裁判」

40mPさんの、2014年の楽曲。最近、またハマって聴いています。
私が初めて聴いたボカロ曲が40mPさんの楽曲だったこともあり、実は思い出深いボカロPさんです。

「恋愛裁判」は、どこかいじらしくて可愛らしい、でも「裁判」の緊張感やドラマチックな雰囲気もあって大好き。中毒性も抜群です。

恋愛裁判
君が僕に教えてくれた真実
偽りの涙の後で密かに微笑んだ小悪魔
そう、君も「有罪(ギルティ)」

ここの歌詞が本当に大好き。そして、ここのMVのシーンも好きです。
長年愛され続ける名ボカロ曲、聴くたび、その魅力に釘付けになってしまいます。

V.W.P「魔女(真)」

「神椿の魔女」こと「V.W.P」の楽曲。
花譜さんの楽曲の中でも大好きな「魔女」を、「V.W.P」の5人の始まりの物語の楽曲として新たに聴くことができて、とても嬉しいです。

歌声は言うまでもなく、MVのストーリーが本当に感動でした。プレミア公開で聴いたときは、終始、鳥肌が止まらなくて、胸がいっぱいで。

美しくて、凛としていて、力強いハーモニーは、聴くたびに背中を支えてくれているような気持ちになります。

英語のタイトルも、「The Witch」から「The witches」に変わっていて素敵。
アルバムも予約しているので、今から聴くのが楽しみです。

花譜 cover「インタビュア」

少し前にプロセカに実装されて初めて知った、クワガタPさんの楽曲。
イントロを聴いた瞬間、ひと目惚れならぬ「ひと耳惚れ」でした。

オリジナルの巡音ルカさんのボーカルも素敵なのですが、今回は花譜さんのカバーをご紹介させてください。
(花譜さんの柔らかい歌声が、5月の疲れた心に沁み渡るので。)

君の好きな人は誰ですか?
別にそれが僕じゃなくていいけど

素朴で飾らない言葉と、温かみのある曲が優しくて、何度だって聴きたくなります。今、知ることができてよかった楽曲です。

ビビバスアーカイブ 小豆沢こはね&白石杏「アスノヨゾラ哨戒班」

プロセカのユニット「Vivid BAD SQUAD」のメンバーの、小豆沢こはねちゃん、白石杏ちゃんが歌う「アスノヨゾラ哨戒班」。
曲の前後のトークパートも可愛くて、カバーはすごくカッコよくて大好きです。

杏ちゃんの歌声は力強くて、頼もしく引っ張ってくれるような芯の通った雰囲気。一方、こはねちゃんの歌声は、どこか脆さがありつつも透き通った真っ直ぐさがあります。

ふたりの声が重なると、凛とした強い輝きの中に柔らかさが生まれて、すごく素敵です。
もともと好きだった「アスノヨゾラ哨戒班」が、さらに好きになりました。

25時、ナイトコードで。× 鏡音レン「キティ」

ツミキさんが書き下ろした、プロセカのユニット「25時、ナイトコードで。」のイベント楽曲。

このイベントでは、「根本的な解決にはならなくても、逃げることで何かを得られることもある」と語りかけるストーリーになっていました。

気持ちが沈みがちな5月に、こんな優しい言葉をかけてくれるプロセカは本当に素敵なゲームだなと、改めて思います。

「キティ」では、それをさらに強く訴えかけるような「逃げ出して!」というフレーズが印象的。メンバーの声も、力強い歌い方になっています。
ダークな雰囲気の中に、確かな決意と強かさが見える1曲。MVのストリートっぽい衣装も素敵です。

ちょっと番外編

ここで、少し番外編として、てにをはさんの「ザムザ」のカバーを紹介させてください。

「GiyoDoll」という、双子のお人形のバーチャルシンガーさんのカバーです。

儚く繊細で、どこか芯のある凛とした歌声が素敵。この「ザムザ」がきっかけで知りました。MVの雰囲気もゴシックで好きです。

おふたりに纏わるエピソードを描いた動画も公開されていて、その世界観にも心惹かれました。ぜひ併せてチェックしてみてください。


まとめ

先日、ボカロに詳しいお友達と話していたときに、彼女が「狂ったようにその1曲を聴き続ける時間が、すごく楽しい」と言っていました。

何度聴いても聴き足りない、もっと聴きたい、と思える曲に出会えて、思う存分その曲を聴けるって、すごく素敵なことなんじゃないかなと思います。

来月は楽しみにしているCDのリリースが3つ(!)あるので、また忙しくなる予感。

来月も、素敵な音楽にたくさん出会えますように。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。