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桜色のオンガク月報(2023年3月)

こんにちは。桜小路いをりです。

今回は、3月の「桜色のオンガク月報」です。

今月は新譜の発売や情報解禁が多くて、推し活も大忙しでした。

素敵な音楽との出会いもたくさんあったので、ぜひ最後までお付き合いください。

最近よく聴いているアルバム

幾田りら 「Sketch」

幾田りらさんの、「幾田りら」としての過去・現在・未来が余すことなく描かれた作品。

りらさんの書く曲と歌詞、りらさんの実感がそのまま凝縮されているような、素朴な温もり感があって大好きです。

これまでシングルとして配信されてきた曲たちはもちろんのこと、新たにアルバムに収録された曲の中では、「Midnight Talk」がいちばん好きでした。

都会的な印象の曲の中に、ゆるやかな時間が流れる真夜中の雰囲気があって。眠れない夜を優しく灯してくれるこの曲が、これから、私の眠れない夜の御守りになりそうです。

花譜「狂想」

「狂おしいほど、何かを想ったことはあっただろうか」

このアルバムを聴くたびに、そんなことを想います。

花譜さんの、「生きること」が鋭く煌めくような歌声。
カンザキイオリさんの、生々しくも力強く、決して生半可な覚悟では懐けないような「優しさ」のある楽曲。
そのひとつひとつが、胸に突き刺さってくる作品です。

そういえば、「狂う」という意味の「Crazy」には、「夢中になる」という意味もあります。まさしく聴く人を「夢中にさせる」作品です。

最近よく聴いている曲

SixTONES 「ABARERO」

発売前なのに、既にリピートが止まりません。もう、キャッチコピーからしてシビれます。

内なるパワーを解放し、エンターテインメント界を暴れまわるモンスター
その名も「SixTONES」!

攻撃的で型破り、ハリウッド映画の劇中歌のような臨場感と、圧倒的な「最強ヴィラン」な雰囲気が、私は大好物です。

さらに、Jr.時代の楽曲「IN THE STORM」を彷彿とさせる、ガラスが割れるような効果音が入っていたりと、これまでSixTONESが歩んできた軌跡まで、連想させる楽曲になっています。

MVについても、近々考察したいです。

ヨルシカ「アルジャーノン」

この曲をきっかけに、私は長年避けてきた『アルジャーノンに花束を』を手に取りました。

お話の区切りがひとつ付くたびに「アルジャーノン」を再生して、チャーリーが歩んできた道と、お話の中で定められた運命に想いを馳せながら味わう時間は、この上なく贅沢な時間でした。
『アルジャーノンに花束を』に、本当の意味で出会えたのが、今で良かったです。

そして、不朽の名作として名高いこの小説、ヨルシカさんのこの曲がなければ、読み終えられなかったと思います。n-bunaさんに感謝です。

これからも、ずっと大切に聴き続けていきたいと思います。

よろしければ、こちらの記事もぜひ。

香椎モイミ feat. 初音ミク&巡音ルカ「Makeup」

香椎モイミさんの最新曲。
クラシカルでダークな雰囲気と、乙女心を揺さぶる歌詞がなんとも素敵です。

この曲で表現されている「メイクアップ」は、自分を素敵に見せるもの、というだけではなく、心に懐いた傷や痛み、本当の脆い自分を隠すためのもの、という側面が強いように思います。

私は、特にここの歌詞が刺さりました。

感情がない、動かないと嘆く声に
憐れみのアイブロウ

ミクちゃんとルカさんの英語の歌詞の調声も見事で、中毒性も抜群。
MVも可愛らしくてお気に入りです。

Crusher P 「ECHO」

迷い、混乱し、錯乱する心情を不穏に描いた1曲。

恥ずかしながら、私はプロセカで聴いて初めて知りました。
(海外のボカロPさんの曲ということで、守備範囲外でした……。)
初めて聴いたときの、曲そのものに吸い込まれていくような感覚が、この曲を再生するたびによみがえってきます。すごくカッコいい。

GUMIちゃんの声も相まって、中毒性抜群。どうにか歌えるようになれたらいいな……と、日々リピートしています。

また、「ECHO」は、こちらの幸祜さんのカバーと、プロセカのユニット「Vivid BAD SQUAD」のカバーもカッコよくて好きです。


25時、ナイトコードで。「ロウワー」

プロセカの曲とは知らずに出会い、ずっと前から聴いていた「ロウワー」。

プロセカのユニットである「ニーゴ」こと「25時、ナイトコードで。」のストーリーを読んでから聴くと、また新たな発見があって、最近リピートしています。

ファンタジックなMVと、独特の弱さ、脆さ、儚さ、虚勢を感じる「ニーゴ」の歌声が、すごく素敵です。
そして、(ストーリーにも通じますが)ひそかに「ニーゴ」のメンバーを支えるMEIKOさんの歌声も、曲に一本芯の通った雰囲気をプラスするアクセントになっています。

ぬゆりさんの曲はどれも中毒性があって、本当に何回も聴きたくなってしまいます。来月もリピート確定です。

ワンダーランズ×ショウタイム 「どんな結末がお望みだい?」

こちらは、プロセカの「ワンダショ」こと「ワンダーランズ×ショウタイム」の楽曲。遊園地のキャストとして、日々お客さんを笑顔にするためにショーをしているユニットです。

「どんな結末がお望みだい?」は、華やかでありながら、切ない雰囲気が全体をふわっと包み込んでいるような、得も言われぬ魅力がある1曲。

胸がきゅっとなるような歌詞が散りばめているのに、不思議とその切なさは柔らかくて。

例えるなら、生花だけで作った素敵な美術作品のようなイメージです。
すごく華やかで素敵なのに、「いつか枯れてしまう」と思ったら、たまらなく悲しくなるような。でも、そんな部分も含めて美しい。
私は、そんなイメージを持っています。

五奇人 「Eccentric Party Night!!」

ここからは「あんさんぶるスターズ」の楽曲。
「五奇人」は、「あんスタ」のストーリーの中でほとんど伝説に近い、幻のユニットとして描かれています。

華やかで眩しくて、でもほんの少し切ないような。
ステージに立つ時間の一瞬一瞬を惜しみながらも、それすら自分たちの輝きに変えてしまうような。
不思議と聴く人を惹きつける1曲です。

「幻のステージ」なだけあって、MVも煌びやかで素敵。何度も見てしまいます。
アルバムで聴いて大好きな曲になっていたので、MVが公開されて嬉しいです。

YouTubeで公開されるアニメ「エレメント」も楽しみ。

ALKALOID & Double Face「夜に駆ける」

年が明けてから、ずっとずっと楽しみにしていたカバー。

あんスタで「COVER SONG SERIES」が始まってから、密かに「YOASOBIの曲のカバーをしてくれないかな……」と思っていたので、情報解禁のとき「来たー!」と思いました。

「あんスタ」のストーリーの舞台のひとつである「夢ノ咲学院」から派生して、「夢の先」というフレーズが入った「あの夢をなぞって」を予想していたのですが、まさかの「夜に駆ける」でした。嬉しい。

疾走感と儚さ、切なさをぎゅっと凝縮したような1曲に仕上がっていて、YOASOBIファンとしてもすごく嬉しかったです。

まとめ

今月は、新譜の発売、発表がたくさんあって、来月は音楽関連の記事がさらに多くなりそうです。

アルバムのレビューなども書き進めているので、楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。

来月も、素敵な音楽にたくさん出会えますように。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。