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乙女心に飢えたからドイツに行って全力で魔女に会ってくる。

突如、旅に出たくなった。現実逃避。
旅の目標は「ドイツに行って全力で魔女に会ってくる。」

子供の頃、おばあちゃんによく読んでもらっていた本があったのを思い出した。
石井桃子さん訳、J.D.バトン画の編集
「イギリスとアイルランドの昔話」だ。

ほとんどが活字ページで5歳の私にはまだ読めなかったんだけど、
だから余計にたまに入っている恐ろしい挿絵が視界に飛び込んでくる。
自分でこの本のページをめくる時は、目をつぶりながら、怖いページを開きませんようにと祈りながらめくっていく・・・。
魔法使いみたいなおばあさんの絵は強烈に覚えている。
お客を欲しがって一人で糸を紡いでいると、不思議な客が現れるという話。
私もおばあさんと一緒にお客を待った。美しく心優しいお姉さんが、魔女に追いかけられて、
リンゴの木に登って隠れた時は、私も一緒に震えながら隠れた。
美と醜のコントラストが大きかった。
そしてわけのわからない、鱗だらけの大男や、小さな鬼みたいな生き物たち・・・
その救いようのない無残なストーリー。それを何度も何度も読んでもらってたなぁ!!!!
会いたい!!!!ドイツ行くなら絶対、魔女に会いたいよ!!!



ドイツ行きの為に熟考した「いでたち」。



ドイツ鉄道の切符の買い方。


※この記事は、実体験を元にして2016.04.18にシミルボンという書評サイトで書いたものです。一部、加筆、再編集して転載しました。
元記事は下記です。こちらは今年10月1日でサービス終了になります。
https://shimirubon.jp/columns/3746

面白いことを思いついたら全部、やっていこうと思っています。あなた様のお役に立てれば幸いです。どうぞよろしくお願いします。真珠子より