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個人事業主・商店主支援~パパ活八策 策7~

「パパ活」という言葉の視点を変えれば、支援をする余裕のある人と、支援を求める人とのマッチングという側面があります。その意味では、新宿区における個人事業主・商店主こそは、まさに支援が必要な対象であると考えます。それらの支援は、街を活性化させ、その魅力を維持向上させるためのカギになりうるからです。

実際、魅力的な商店街などの多くは、個人事業の商店に支えられている一方、長引く経済停滞の結果、個人の新規参入は困難を増し、活発な競争が危ぶまれているのが現状です。

例えば、外国人観光客に人気の新宿ゴールデン街

最近は、一人のオーナーが複数店舗を経営して従業員に任せたり、飲食店を経営する法人企業が店舗の権利を取得したりするケースが増え、法人化・寡占化が進みつつあります。その結果、個人での参入開業は少しずつ困難になりつつあることが懸念されています。

しかし、ゴールデン街が持つ多様性は、やはり、ちょっと変わった個人が自分の意思で一国一城の主になった、そのオーナー独自の個性によって培われてきたのではないでしょうか。

同じくゴールデン街を例にとれば、サービス業の外国人観光客対応も悩ましいところです。

新型コロナウイルスの渡航制限解除でまた外国人観光客が増え、インバウンド需要などと持て囃される一方で、氷を入れる発泡スチロールの箱や店外の物品を破壊したり、チャージなどの慣習になじまずトラブルになったりすることを見聞きします。

マナー違反や酔っぱらった醜態は日本人でも同じですが、何かトラブルがあった際、日本語で意思疎通や責任追及ができず泣き寝入りを強いられることが多く、店舗関係者の不安は募るばかりです。

このような現状において、
・個人事業主の信用および資金調達等の支援
・外国人対応のための投資支援

など、個人事業主・商店主を支援する施策をなおいっそう推進する必要があると考えます。

具体的には、
・不動産契約における保証制度の新設拡充
・クラウドファンディングなどを用いた資金調達支援
・開業や事業継続に関する関係機関や投資家と意見交換するプラットフォーム開設
・通訳アプリや機器の導入など、外国人対応のための投資支援
・外国人観光客に対する商慣習や魅力を伝える情報発信等の拡充
などの施策を、より強力に展開すべきです。

証券会社における法人営業経験を通じ、様々なビジネスの在り方について知見を積んできた私だからこそ、新宿区の魅力と多様性の屋台骨である個人事業主・個人商店の支援について、全力で訴えていきたいと思います。




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