エッセイ: パーマさえ自分でできれば良いのに

20240209

最後に美容室に行ったのが2023/9/16らしい。
それ以来、僕はずっと自分で髪を切っている。

美容室にいる時間は嫌いじゃないんだけど、世の中に必要以上にある美容室の中から1つを選ぶ作業がとても面倒臭い。
検索して、評判を調べて、駅からの距離を測って、値段を調べて、どんな風な髪型にしたいか考えることまでして、安くないお金を払って髪を切ってもらうのだ。割に合わない。

じゃあ1つ、行きつけの美容室を作れば大体解決する問題に思うけど、それもそれで良いものじゃない。
同じ人に何回も切ってもらっていると、なんとなく今日は適当だなとか、今日の会話は盛り上がらなかったなとか、前回の仕上がりの方よかったなとか、とにかく初回との比較ができてしまう。
こうやって脳と酸素と僕の心が無駄なことに消費されていくことが全然好きじゃない。
嫌いかもしれない。認めたくないけれど、残念なことに。

好き嫌いがはっきりしていることは、格好が良くて、羨ましく、妬ましく思っていたけれど、
僕が思っていたほど良いやり方じゃないみたいだ。

それでも、今更変えたいものじゃない。
僕はアホくさい自分も割と好きなんだ。


ちょっとずつ、後ろの髪も切るのが上手くなってきた。

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