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SAPIX組分けテストに見る「国語は時間との闘い」

新学年が始まって、1か月が過ぎました。テキスト・宿題の量が急増して、ペースをつかむのが大変だったのではないでしょうか。SAPIXのように、難関校向けの教材を大量に与えられる場合、ほとんどの生徒は取捨選択が必要になります。手つかずの教材が残ると不安になりますが、今の実力に合ったものに取り組むことを、最優先してください

SAPIX新6年生は、2回目の組分けテストがありました。国語は、前回(1月)が難しかった分、今回は少し易しく感じたかもしれません。選択肢問題も素直なものでしたが、とにかく本文が長いのが大変です。小学生に精読と速読の両立は厳しく、「時間との闘い」には対策が必要となります

時間に追われると、選択肢問題で思わぬ落とし穴(ひっかけ)にはまります。選択肢まで精読しないと、本文の精読が無駄になってしまうのです。まだ選択肢が短く、4択だからよいようなものの、選択肢が長く、5択になると、難易度とかかる時間が急に上がります。選択肢問題を効率的に解くヒントは、次回詳しくお話しします。

論説文は、中高生向けのメッセージ集『ポストコロナ期を生きるきみたちへ』からの出典でした。アフターコロナは、中学入試の頻出テーマですが、テキストにはまだ反映されていないので、テスト問題で慣れるのが近道です。最新の入試傾向を反映した大手塾のテスト・模試は、本文にこそ振り返りの価値があるのです
「テストの『解き直し』って、みんなやってる?」をご参照ください。)


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