新規事業立ち上げ時の「課題」について考えてみた
シンチャオ!
「課題が明確になっているか」
「課題に対するソリューションか」
「課題は何?」
何千回と聞いては話し、タイピングする文字の中でも、群をぬいて高速で打てる言葉「KADAI」。
課題と聞くと、課題を発見する方法に、どうしても目を向けがちですが、課題の発見方法の答えの数式は明確に存在せず、「顧客理解がすべて」「市場の解像度を上げる」などが、課題の発見方法の抽象的な解答内容に誰もがたどり着きます。
しかし、いざ新規事業を考えるうえで、課題が生じるタイミングを探ることも、課題発見のために重要な要素として成立するのではないかと考えます。
そんな課題を発見するために必要な、課題が生じるタイミングについて考えてみました。
新規事業や経営企画を担当されている方からすれば、至極当たり前で釈迦に説法かもしれませんが、参考情報程度に、目を通して頂けると嬉しいです!
新規事業は既存の掛け合わせ
ほんと、釈迦に説法ですが、新規事業を実現するめの手段や仕組みは、すでに存在する要素の掛け算であることが多いですよね。
新規事業が実現される時の条件を分類すると、大きく3つに分類できると考えます。
また、新規事業の変数を分解すると、下記の要素に分解できると考えており、下記の変数が掛け合わさる事で、新規事業が成立すると考えます。
(※ 空白は各要素をさらに分解できると考えており、現在言語化中です)
特に、「市場&顧客」の項目にあるマクロとミクロを、さらに下記の3つに分類します。
これら3つの変数の掛け算は、そもそもの事業仮説案を検討するにあたって非常に重要な要素になります。
今回の記事で注視して考える「課題」ですが、課題の発見には新規事業が実現されるための条件でも触れた、①「市場変化」②「課題が発生するタイミング」を理解することが絶対条件で、それぞれについて見解を述べていきます。
■変化する市場の条件
大きく分類するとこれら4つの、自分ではコントロールできない外部変数が、これまでの生きてきた世界を大きく変化させることで、市場が変化すると考えます。
ほんと釈迦に説法ですが(二回目)、最も多いのは法規制ですよね。今や有名な、弁護士ドットコム、クラウドサイン、メドレー、GA Technologiesなど、規制変化のタイミングで市場参入してきた企業が多いです。
今後も、医療、建設、物流、製造業、な労働人口が多く、デカい市場で、歴史が古く、旧態依然の仕事の仕方が定着している業界では、規制変化の到来の可能性が高いのではないでしょうか。
一方で新しい産業が出てきた際には、恩恵どころか被害を被るケースも出てきます。Defi領域のトークンに関する規制や税制問題など、Web3起業家が海外で法人化を行うケースが、まさにです。
■まっさらな課題に変化する条件
私は、まっさらな課題に変化する場合と、変化しない課題が存在すると考えており、それぞれを構成している要素は下記の通りです。この内容こそが課題発生のタイミングになります。
■一昔前と課題が大きく変化していないケース
新規事業の市場と課題の変化に着目して、想定できるケースを説明しましたが、対立的に存在するのが、「一昔前と変わらない課題」です。
この一昔前と変わらない課題に対して、最適な解決策を提案する事こそが、冒頭でも触れた新規事業を成立させるための条件③「解決策だけを変える」であると考えます。
スキマバイトサービスを具体例として紹介します。
最後に
新規事業の検討に重要な変数である「課題」を発見するために、必要な考え方について書いてみました。まだまだ解像度を上げて、実践を行うことで理論と交信したいと思います。
成功/失敗に関わらず、事業案を実行することで、市場と顧客と向き合えるので、そのような原体験が理論の解像度を上げ、実践にまた活用できるという、ループが生まれると思うので、継続して、実践と理論を交信していきます!
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