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「会社を知ってほしい!」のなら、「自分を知ってもらえ!」

はじめまして。
ではないんですけども、改めて「はじめまして」とご挨拶させていただきます。

株式会社シンコーの note の記事を作成している、
株式会社シンコー 営業推進部 岩谷(読み:いわや)
といいます。

普段の作業風景を一枚だけ。

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※ 写真撮影時のみマスクを外しています

自分で言うのもなんですが、珍しい苗字です。
初めて会う人にはまず、マトモに読んでもらえません。
一番多い間違いが、「イワタニさん」です(そりゃそうです)。
自分の名前をマトモに読まれない人あるあるを一つ繰り出すなら、

そもそもマトモに呼ばれることを諦めている。

です。

今まで家族や親戚以外で同じ苗字の人に直接会ったことは(おそらく)無いのですが、もし、『わたしの知り合いに同じ苗字の人がいます!』という方がいれば、その人はそれだけで、「激レアさん」かもしれないですね。

さて、全編こんなくだらない話をするわけにもいかないので、もう少し内容のある自己紹介をさせてもらいます。

はたして中身のある記事になるのか。
軽い気持ちで最後までお付き合いください。

1. はじめに

まずは簡単にわたしの自己紹介から。

わたしがこの「株式会社シンコー」に入社したのは、2014年11月のことです。
当時、わたしは30歳になる年で、『そろそろマジメに社会に出て働かないといけないな。』と漠然と思っていた時期でした。
というのも、わたしはそれまでアルバイトしか経験したことがなく、もっと言えば、この会社に入る前の一年ぐらい(もう少しあったかも)は無職の状態、俗にいう「ニート」でした。

自分の生きてきた道なので、自分の感覚としては全く何ともないのですが、改めていま、文字だけで客観的に見るとどうかなと思うところはあります。

まあ、それはさておき、その状態から「株式会社シンコー」の求人募集を見つけて応募し面接を受けて、という一連の流れになるわけですが、「なぜこの会社を選んだのか?」と理由を問われれば、正直なところ、「なんとなくその当時の自分でもやれそうな仕事内容だと思ったから」です。

強いて付け加えるなら、面接をしていただいた部長に少しだけ親しみを覚え、合否の連絡の際に「来てほしい」と言われたからです。

すごいですね。
仮にも会社のアカウントで発信しているのにもかかわらず、正直過ぎないかと書いていて少し不安にはなります。

さて、そうして「株式会社シンコー」に入社したわたしが日々、どういった業務内容をしているかについても簡単にではありますが、紹介していきたいと思います。

2. 営業推進部の業務内容

まずはじめに、わたしが所属している営業推進部の構造がどうなっているかを確認してみます。

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ものすごくざっくりとした構造図ですが、部署としての現在は、部長以下、課長、係長、主任、リーダーという5名の管理職がおり、その下にルート営業(ルート配送)を担う11名の、計16名が在籍しています。

構造上、階層になってはいますが、そこまでの大人数の組織ではないため、相互に緊密に連携を取ることができるのはメリットかなと個人的には思っています。

そして、営業推進部の主な役割は以下のとおりです。

■ 新規顧客獲得のための営業(主にフリーの営業が担当)
■ 既存顧客へのルート配送(商品の納品と回収)
■ レンタル商品の管理(商品紛失の有無の調査等)
■ 売掛金回収業務(顧客へのアナウンスが主)

細かく挙げれば上記以外にもいろいろあるのですが、おおまかな一日の業務の流れを追うと、こういった業務内容になるかと思います。

さて、わたしがこの営業推進部の構造上のどこにいるかというと、「ルート」の中の一人になります。

『え!?何でお前がこんなことやってるの?』

そんな言葉が聞こえてきそうですが、その通りです。
なぜ自分がこんなことをやっているのか?
なぜやろうと思ったのか?
せっかくなので、その辺りのことも書き記しておくことにしましょう。

3. note をはじめるまで

企業としての note をはじめて、最初に作ったこちらの記事。

この記事には、「会社として note をはじめる理由」を書いています。
これは厳密に言えば、「わたしが会社として note をはじめようと思った理由」とは少し違います。

なぜなら、その個人的とも言える理由から、会社としての理由を見い出し、その上で作成した記事だからです。

ではどういった経緯で note をはじめるに至ったのか。

会社に入社してからしばらくはルート配送だけ、レンタル商品の納品と回収だけをとにかく確実に行うことだけを考えていました。
というよりは、それ以外出来なかったという方が正しいでしょう。
さらに、当時担当していたルートは、朝、会社を出発すると配送が全て終わる夕方まで帰社することが無く、会社の上司や同僚ともほとんど顔を合わせることが無い状態でした。

ただ、この状況はある意味、わたしにとっては好都合でした。
これまでアルバイトしかやったことのないわたしは、「初めての社会」、「初めての会社」の中でどうしたらいいのか明確な答えは無く、日々の業務をこなし、毎月の給料を頂き、その中で生きていくことしか頭にありませんでした。
もっと端的に言えば、

「とりあえず会社を辞めない」
「〇〇万円を貯金する」

この2点のみをひたすら考えていました。

この記事を読んでいただいているみなさんのほとんどもそうだと思いますが、毎日仕事をしていれば必然的に良いことも悪いこともあります。
仕事を始めた時は分からないことも多いので、ことさら悪いことばかりが頭に残ってしまいがちです。
ただ、配送中は一人になれる。
会社から(物理的にも)離れることができる。
良くも悪くも一人の時間というものは大切なものです。

なんとか配送にも慣れてきた頃、会社の事業の一つでもある、業務用消耗品の物販拡販を目的としたキャンペーンを行うと知らされたわたしは思いました。

『どうやって売ったらいいんだ?』

それまで営業なんてしたことないし、配送中に顧客と話すこともそこまでない。
ただ、「売らなければいけない」
会社から与えられたノルマ(個人目標)を見た時は、さてどうしたものかと頭を悩ませました。

わたし(ルート)に与えられた武器は軽い商品紹介がされたチラシと、それに合わせて作られた発注書の2つ。

「あなたならこの2つの武器でどう戦いますか?」

わたしからすれば、これはゲームで言うところの「ボス戦」です。
それも、自分の担当する全ての顧客が「ラスボス(ラストのボス)」なのです。

レベル1のわたしがとりあえずの装備でいきなりボスと戦っても勝ち目はありません。
「勝負はやってみないと分からない。」
「奇跡が起きるかもしれない。」
なんて言う方もいるかもしれませんが、それは絶対にあり得ません。

その理由は簡単で、「たたかう」というコマンドすらわたしが知らないからです。

つまり、「たたかう」を使うためには、それまでに必要な準備をしなければいけません。

■ 知らなかった商品について調べる。
  ーー 何に使うのか
  ーー どうやって使うのか
  ーー 自分ならどう使うのか
■ 価格を調べる。
  ーー 定価(通常価格)と比較する
  ーー 自分が安いと感じるか
  ーー 市販品と比較する

最低限の準備をした時、初めて「たたかう」というコマンドが使えます。
そして、この「たたかう」を顧客に対して使えた時はじめて、可能性にして数%も無い奇跡が起きるかもしれないのです。

結果的にこの時、わたしは会社から与えられたノルマを達成するのですが、重要だったのはそこではありません。

” どうすれば「たたかえる」ようになるのかを自分で考えたこと ”

これが、わたしにとって最も重要な出来事でした。

達成したという結果は、自分の気持ちを補足してくれるもので、この「考える」という行為そのものが、楽しいと思えたのです。

もともと、ある側面においてはこだわりが強い方だと自覚しているわたしは、会社におけるさまざまなことを、まず自分なりに考えようと思うようになりました。

なぜ会社としてこうなっているのか?
なぜ会議でこんな話をするのか?
なぜ毎回同じような(似たような)問題が起きるのか?
なぜその問題に対して毎回同じような対応を取るのか?

書いていて自分でも思うのは、「うっとうしいヤツ」です。

もう一つ、先のキャンペーン時において、わたしにとって貴重だった出来事は、お客様と話す機会が増えたということです。

それまでのわたしは基本的に人見知りで(いまでもあまり話す方ではないですが)、いわゆる世間話をするのが苦手でした。
なので、この時のわたしの「たたかう」方法はチラシを渡し、お客様がチラシを見ている間はただ近くにいるだけで、お客様が商品について質問された時だけ答えるというものでした。

それでも毎日続けていると、自然と話すようになっていきます。
そこから話が膨らみ、気づけば毎回必ず話すようになったお客様もいます。

このことでわたしが一番楽しいと思えたのは、いろんな立場の人の考えを聞けることでした。

考えてみてください。
わたしが普段仕事として何気なく接しているお客様は、飲食店の店長様だったり、美容室のオーナー様だったり、病院の総務の方だったりと、実にさまざまで、それでいて自分で物事を決められる立場にいる人が多いということです。

そういったお客様と仕事としてお付き合いいただいているので、話す内容のそのどれもがわたしにとっては新鮮なものばかりで、言ってみれば大学で偉い教授の話を無料で聞いているようなものです。
自分の価値観を磨くのに、これほど適した学びの場は他には無いのではと思っています。

そうして会社の中で自分なりの方法を自分なりに確立し、日々の業務を当たり前にやれるようになった時に、次の問題が生まれます。

『これからどうしよう?』

どんな仕事をしていたとしても、いつかはこの問題にぶち当たります。
正直に書きますが、わたし自身、いまの業務をこれから先もずっと続けることは不可能です。

みなさんならこんな時どうするのでしょう?

「やれるところまでやるしかないかな」
「転職しようかな」
「いまの会社の中でできることないかな」

などなど、自分の人生なので、いろんなことを模索するはずです。

わたしも例外ではなく、これらのことを考えたことはもちろんあります。
ただ同じ頃、会社の中で「経営計画発表」なるものが行われました。
これは、社長が今後、会社をどういうふうにしていこうと考えているかを発表するものでした。
その中に、「やりたいことをやって良い」(正確な文言ではなく、ニュアンスです)という表現がありました。

この時わたしは、否定的ではなく、肯定的に「それで良いのか」と思いました。
つまり、「やりたいことがあるのならやってみせろ」というわけです。

それならばと、自分なりにこんなことがしてみたいと思うことをまとめて、資料を作り、部長を通し、社長へ提案しました。

結果は言うまでもなく、惨敗でした。

それもそのはず。
当時のわたしには現実性が全く無い企画だったからです。
企業にとっては一個人のただ「やってみたい」という希望には、何の価値もありません。
そこにどれだけの現実性、計画性、将来性があるのか。
本当に会社を賭けるだけの価値があるのか。

思いの外、会社の中で自分のやりたいことをやるのは難しいと痛感する出来事でした。

しかし、唯一評価されたこともありました。
それは、企画を提出したこと。

” 自分の考えを表に出すこと ”

これも実は、会社にとっては、思いの外難しいことのようです。

そこからわたしは、基本的なルートの業務以外にも少しずつ別の業務を担うようになります。
販促のためのチラシを作成したり、その販促データを集計したり、お客様の名刺やスタンプカード、名入れのライターや紙おしぼりのフィルムのデザイン構成を行うこともわたしの業務の一環になりました。

ここまで自分の経歴をざっと読んでもらって、もう想像はつくかと思いますが、この note をはじめようと提案したのもわたしです。

その理由は想像以上に簡潔で、いまの時代、企業がSNSやらないのはもったいないと思っていたからです。
企業として note を選んだ理由は最初の記事の中で述べているので割愛しますが、情報化社会の中で情報発信に乏しい企業に先は無いと感じているからです。

そしてわたし自身が note を選んだ理由は、

「自分がおもしろいと思えるから」

なのです。

これからのことを不安視した時に、自分の中でのいろんな判断基準(選択基準)を「自分がおもしろいと思えるか」に当てはめることにしました。
極端な言い方をすれば、おもしろければやる。おもしろくなければやらない。ということです。

現実問題としてそれが難しい場合も多々あります。
そんな時は「自分がおもしろいと思えるようにする」のです。

どんなにくだらないとしても、「自分がおもしろい」と思えればやる気が出ます。
少なくともわたしはそうです。

だからこの note も会社としての情報発信の場ですが、このこと自体を「自分がおもしろいと思える」ように今後も記事を作成したいと考えています。

4. 「個人」は「会社」を超えるのか!?

一通り自己紹介が済んだところで、ようやく今回の記事の本題へ。

なぜ改めてこんな自己紹介をしているのか?
というところですが、ものすごく簡潔に説明すると、「中の人」宣言をして、今後の情報発信(note 記事の公開)をしていこう。という流れになったからです。

SNS等のインターネットの世界の中では「誰が発信しているか」は重要な要素です。

ある意味では、

「会社」 < 「中の人」

という関係式が成り立ちます。
それは、個人のイメージがそのまま会社のイメージになり得ることを意味します。

少し考えてみましょう。

例えばあなたが、『車の購入を検討している時』、『自店や自宅の改装を考えている時』、『初めての一人暮らしをするために部屋を探している時』等々、自分以外のチカラ(サービス)を必要とする場合に、決め手となる判断基準はどこにありますか?

多くの場合は次のような判断基準ではないかと思われます。

■ 金銭面での問題
■ 自分の予定と調整が可能かどうか
■ 自分の担当営業にある程度の信頼がおけるかどうか

金銭面は言うまでもなく、どこまで現実的な数字が出せるかの一言に尽きるでしょう。
予定の調整は連絡次第で可能でしょうが、あまり折り合いが付かなければ別の同業他社に流れる可能性も考えられます。
そして、今回の記事で最も注目したい、自分を担当する営業マンにどこまでの信頼がおけるかどうかの問題についてですが、多くの人が多少なりとも自分との関係値が深い(高い)人からサービスを受けたい(購入したい)と思うのではないでしょうか。

普通に考えても、よく知りもしない人に自分の人生における大事な決断を任せたくはありません。

ということは裏を返せば、それだけの信頼関係を構築できた相手とならば、多少なりとも金銭面や予定で折り合いが難しい時でも、「あなただから」という意識になります。

自分自身を振り返ってみても、「この人(営業担当者)との付き合いがあるから毎回同じ店舗で購入する」ということはよくあります。

このように、わたしたちは多くの場合、

〈 「物(サービス)」を選ぶ時に「人」を理由に選んでいる 〉

ことが分かります。

5. 「個性」が磨かれる時

では顧客側からではなく、企業側から見るとどうでしょう。

企業は自分たちが販売する商品のイメージを、顧客(になる可能性のある人)に強烈に印象付けたいはずです。
当たり前ですが、まずは会社を知ってもらい、商品を知ってもらわなければ、勝負の舞台にも上がれません。

どうやって商品を印象付けるのか?

そこで、わたしたちのような営業担当者の出番となります。
自分たちの商品を売り込んでいくためには、売りたい商品の知識、顧客のニーズ等、何を求められているのかを正確に読み取り、その要望に沿う商品提案能力が必要とされます。

一見すると、難しいことを書いているように感じるかもしれません。
しかし、営業職に限らず、さまざまな仕事はさまざまな人達との関係性で成り立っているものがほとんどです。

その中で必要なのは、相手と会話すること。
いわゆる「コミュニケーションを取ること」ではないでしょうか。

ここでいう「コミュニケーション」とは、単に社交的であることを指すわけではありません。
例えば、手に職をつけるのように、己の技術をひたすらに向上させる『職人』と呼ばれる人たちがコミュニケーションを取ることが苦手なのか?というと、そうではありません。
逆に、われわれ営業職のように、相手がいて初めて成立する仕事をしていても、コミュニケーションが苦手な人もいるでしょう。

事実、わたし自身も先に述べたとおり、コミュニケーションが得意と胸を張って言えるほどのものではありません。

大切なのは、明確な目的を持って相手と会話できているのか?という点です。

『どうすれば売れるのか?』と自分なりの方法を考え、「たたかう」準備をした時
実際にお客様を目の前にして、「たたかう」を実践してみた時
最終的な目的は、「売ること」であり、分かりやすいほどに明確です。

そして、目的が明確であればあるほど、そこに至るまでの自分の行動(過程)も明確になります。
つまり、「たたかう」選択をする際に、悩む必要性が無くなります。
なぜなら、やればやった分だけの結果が出る。やらなければゼロです。
結果にはもちろん、成功と失敗がありますが、ここで間違ってはいけないのが、成功することが目的ではないのです。

「売ること」=「売れた」ではないのです。

「売ること」=「売れた」+「売れなかった」ということです。

成功と失敗を繰り返す。
〈失敗は成功の元〉という言葉はこういうことだと、いまのわたしは解釈しています。

そうして目的のために自分で考える時、自分で行動する時、その人の「個性」が磨かれるのです。

自己紹介として挙げた「わたしの売るための方法」は、決して会社がそうしろと命じたものではありません。
わたしのやり方を他の誰かが真似したとしても、売れる保証はどこにもありません。
しかし、わたしが担当していたお客様にとっては、わたしの提案力がそのまま会社の提案力になるのです。

6. まとめ

この顧客側と企業側の観点を併せると、

「会社」≒「個人」
「個人」≠「会社」

という関係式を想像できるのではないかと思います。

「会社」は「個人」の集合体です。
だからこそ、「個人」=「会社」ではないのです。

しかし、今回自己紹介させていただいたように、「会社」は「個人」を発揮できる場所でもあります。
だからこそ、わたし自身が「中の人」として、会社としての情報発信をしていきたいと考えています。

タイトルにも示したように、どんな会社かを知ってもらうためには、その会社で働いてる自分がどんな人間なのか知ってもらう。
そうして知ってもらった自分が発信する会社としての情報を知ってもらう。

ようやく会社を知ってもらうための「たたかう」をはじめられそうです。

今後も「株式会社シンコー」が発信する情報を、そこで働く自分という目線、フィルターを介して楽しんでみてください。

ここで一つお知らせを。
会社を知ってもらうための「たたかう」手段の一つとして、Twitterも開設しました

Twitter では note の記事の紹介から、Twitter ならではの情報発信をしていけたらと考えています。
こちらの Twitter の方も、note と同様に楽しんでやっていきます。
どうぞ、よろしくお願いします。

それでは、また次回の記事で。

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