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【熟考】そもそも都立高校の野球部が強くなった、対等に戦えるようになった理由があります。それは・・・?

少子化だとか部活動への見方だとか最近は都立の高校野球が低迷してる感じを見受けられます。私はやっぱり東京の高校野球は私立だけじゃなくて、都立が一泡吹かせないと!って気持ちがあり、盛り上がらないんですよね。

今回の記事は東京の高校野球は強豪私学が多い中で何故これだけ、都立は強くなったのかを探ろうという内容の記事です。

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1999年東東京代表:都立城東
2001年東東京代表:都立城東
2003年東東京代表:都立雪谷

1999年から2003年の5年間で3回も都立が甲子園出場。
これを私は「東京の高校野球変革期」と呼んでいます。
東京は強豪校がたくさんある中で都立は選手も勧誘できないし、環境も恵まれない中で果たした都立が甲子園出場。

1999年の都立城東を率いたのは私の恩師でもある有馬信夫監督ですね。

私立への対抗意識むき出し。
都立だからという言い訳大嫌いな恩師です。
まぎれもなく有馬先生が甲子園へ導いたことで、他都立の指導者が「その気になった」ということ。有馬先生が都立でもやれることを示した第一人者です。

そこから他都立は工夫を重ねて、上位進出や決勝進出も多数。
2000年代以降は2009年東東京大会では都立雪谷、2013年西東京大会では都立日野、2018年・2019年東東京大会では都立小山台が準優勝。

上位進出を果たすようになった背景にはみんなで強くなろうと都立の指導者がまとまったことが要因だと有馬先生がおっしゃっていました。それが・・

「高校野球研究会」

これが都立vs私立で対等に戦えるようになった一番の要因だと思います。
指導者みんなでうまくなろうと始まったものだそうです。

東京は私学含めて一生懸命な指導者がすごく多いです。

他都道府県も監督が集まる会があり、その場で情報交換等をして交流を深めているみたいです。
どんなこともそうなんですけど、一人でやると息詰まることもあるので情報入れて試行錯誤してやることで前に進めますよね。

一生懸命野球を教えてくれる指導者のところへ行きたいですよね。
有馬先生は「自分の学校の倍率が落ちたら自分のせい、指導者がレベルアップしないといけない」と語ります。

都立は指導者。
指導者、選手だとか関係なく都立が勝つには自立することがすごく重要です。

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昨今は部活の見方も流れもすごく変わりました。
都立は以前より、部員数も100人超えがなくなってきたし連合チームもすごく増えました。そもそもが高校野球を語る前に部員確保から始まる。

時代ってやつですかね?

いち高校野球ファンとしては都立vs私立を観たいものでして、
このような記事を書かせていただきました。

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