人生のコンパスを子どもたちに~社会につながる学びとは~

今日は、関西教育フォーラム2019を聴講してきました。

ゲストは、隂山英男さん・前田裕二さん・鈴木寛さんでした。

サマリは、下記になります。


■隂山英男さん
ゆとり教育への危機感から、100マス計算を広めた

勉強とは、脳を上手に使うトレーニングである
勉強とは、集中する練習である
⇒ダラダラすればダラダラが定着してしまう
⇒基本的なことを高速で行えば脳は刺激される

100マス計算は、短時間に超高速で文字を書く訓練
⇒メモができたり、情報処理能力が高まったりする

スランプに陥ったら、基礎に戻る
プロ野球のホームランバッターも素振りをするのと同じ
学生は基礎的な勉強・作業に戻ることがポイント

集中力を育むためには支援する人がいること

■前田裕二さん キャリアと教育
大学生時代に50種類以上のアルバイトを経験し、ビジネスを裏側から学んでいた(意図をもって取り組んでいた)
オペレーショナルな仕事を任せるときに、どうモチベートするか?はアルバイト経験が活きている

大学では優れることを求められる
優れていると得することもある(奨学金など)けど、それ以上に異なっている部分を磨くことに注力していた
⇒何かで突き抜ける・目立つ

★優れるレース⇒異なるレースに軸を変えた★
⇒異なって成果を出せば、オリジナルになれる
※成果が出ても優れていると勘違いしてはならぬ

メモの魔力
∟ファクトを捉え、事象を抽象化し、別のことに転用する
※高校教育でも話せる
※職種をスキル・能力に置き換えることも同じ

■パネルディスカッション
テーマ:Society 5.0 リアルとサイバーの融合・アナログとITの融合

前田さん:これまでは、最大公約数的に型があった
例:○○を知らないとついていけない
一方で、直近・これからは情報発信のハードルが下がっているので、最大公約数が作られにくくなっていく
興味・関心が分散され、本来の個々の欲求に従って行動できるようになっていける
前田さん:コアと市場
コア:これだ!っていう自分の軸でスタートすることが大事(市場に合わせない)
市場:コアに対する周囲の反応(口コミや反響など)
コアを高めるには市場の反応を組み入れて変化していくことが大事
⇒コアと市場を何度も往復することが大事
つまり、俯瞰して自分をみるということ
鈴木さん:まずは近しい人が一人でもコアに興味を持って意見をくれることがスモールSTEP
コアを高め続ければ、市場がついてくる
市場が出来上がったら、そこでのコアは生きない
やっぱり異なることが大事!
自分のコアで市場を作る
前田さん:デジタルな時代だからこそ、アナログの価値が高まっている
隂山さん:小学生のうちに脳をMAXまでフル活用する経験をする(短期間でいいので)
画一均一的な環境が経験のチャンスを奪っている
脳を使いこなすことが勉強の目的
鈴木さん:趣味レベルで没頭できる教科や科目があるかどうかが大事
子どもが面白い!と思ったら、はまらせる
とことんはまらせる
そのために基礎学力が必要、脳の使い方がポイントになる
前田さん:本当に好きなことは、勉強としてはやった記憶はない
ただただ好きを突き詰めていた
鈴木さん:マニアックからCANになり市場になる
つまみ食いしないと好きも嫌いもわからない
何か一つでもはまるものがあればいい

※キャリア発達段階※
小学生低学年・小学生高学年・中学生・高校生でキャリアや教育は異なる



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