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論点の解法について

論点の解法ってなんじゃらほい

先日は、論点の階層(レイヤー)について思う所を書き記しました。
要は、「論点というのは、必ず持ち主がいるものである。」ということが言いたかったです。

さて、論点に関しては、階層以外にも重要なポイントがあります。
それは、論点の「解法」に関してです。(下記図のZ軸)

論点の解法とはズバリ、あるお題(例、売上を1.5倍にするには?)に対して、
「コレとコレとコレ、この3つを解けば、そのお題は解けます」
という類のものです。これにはある程度「型」があります。今日は、その「型」をいくつかご紹介します。

論点の解き方にはパターンがある、だと!?

型①:Fit-Gap
大規模システム系プロジェクトでよくある(?)といわれる型です。「あるべき姿(ToBe)」と「現状の姿(AsIs)」があり、そのギャップを比較分析します。その上で、どのようにギャップを解消するか、について整理するというやり方です。この方式の前提は、「あるべき姿がブレないこと」に、そして「あるべき姿がプロジェクトの最初からあること」が条件となります。多くのコンサルティングプロジェクトの場合、そもそも「あるべき姿」というのは個社のその時々の状況によって変わる性質があるので、あまり活用シーンは多くないでしょう。

型②:診断
お医者さんのように、診断→課題特定→課題解決法の検討 を行うパターンです。しっかりと腰をすえて課題に取り組みたいときにこの型を選ぶ使うイメージ。

型③:オプション比較
お医者さんのアナロジーで行くと、花粉症であることまでは分かっていて、「アレグラ vs アレジオンどっちにしようかなー」という類の問いはこの型を使います。要は、どういう軸で比較検討するか、ということです。

他にもまだ細かく分けると型はありますが、大きくはこの3つを使い分けて解法と時間軸を考えます。

おわりに

Y軸(どのレイヤーの論点か)とX軸(どのテーマの論点か)、を踏まえながら、どのような順序で論点を解きに行くのかを考えるのは職業人として幸せな時間の一つと言えるかもしれません(注、例外もあり)。今度、3つの軸の中で最も難しいX軸(テーマ・お題)についても書いてみたいと思います。

では。

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