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竹活用 竹とんぼ

年が明けるまでの時間、どう過ごしてますか?

僕は、子供向けに竹とんぼ作りました。

先日、長男、長女が竹とんぼに興味を持っていたので、裏山から竹とってきて、親父と一緒に竹とんぼ製作。(実家の裏は山)

難しいことは何もないんだけど、作り方を書き起こしておきます。

作り方

竹とんぼは、竹さえあれば、簡単に作れます。

道具:
小刀、キリ、ナタ、のこぎり(竹用)、サンドペーパー、ペン

準備の段階では竹を切ったり割ったりするこのこぎりとナタ、そして羽根の中心に穴を明けるキリが必要。
準備ができてしまえば、あとは小刀だけで簡単にできる。
慣れると15分くらい。

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竹の準備

竹を調達。真竹が一番良いらしいけど、なければ何でも良い。
(今回は孟宗竹を使った)

12cmと15cmの2つの長さに切っておく。
15cmの方が軸で、12cmの幅広の方が羽根。
ノコギリで切って斧かナタで割る。

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裂いて素材を作る

15cmの方は幅5~6mm、12cmの方は13~15mmの幅で裂く。
ナタがあると簡単に裂ける。
なければ、小刀を当てて地面に叩きつけるようにすれば裂け目が入るので簡単に割る事ができる。
羽根の中央にキリで3~4mmの穴をあける。
丁度中央に明けないとバランスが悪くて飛ばない。

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羽根を削る

中央の穴のすぐ横に小刀を当て、斜めに切り込んで、力を抜いて向こう側にス~っと切り出す。
小刀を差し込む時は力を入れて、押す時には力を抜いて滑らせる。
竹は繊維方向は軽く滑らせるだけで良く切れる。
断面が三角形になるように削り出す。

表側の仕上がり

右と左が同じようになるまで削る。
右と左の形、厚み、形状が違っているとバランスが悪くて飛び方が悪くなる。
中央の軸を挿す部分は肉厚になる。その厚い部分をできるだけ小さくなるように、そして、急激に薄くなるように削る。

裏も削る

表側ができたら、裏も同じように削って、薄く仕上げる。
厚さ1.5~2.0mmくらいで、羽根の前側(緑が少し残っている方)が厚く、反対側はカミソリの歯のように薄く仕上げると良く飛ぶ。
ただし、あまり薄すぎると、もろく欠けやすくなる。
前が1.5mm、後ろが0.5mmくらいが良い。

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軸を作る

羽根が完成したら軸を作る。
軸は、中心に明けた穴より少し太く仕上げ、穴に挿す部分だけ細くして穴に合わせる。かなりきつく、回しながらやっと入るくらいが丁度良い挿し加減です。
軸はあまり細いと回しにくく、太いと重さで飛びが悪くなる。
できるだけ細く、軽く作る。
最後に、羽根の先端の直角になった部分が鋭いので角を落とす。

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完成

出来上がった軸を羽根に挿せば完成。
羽根と軸が直角になっていることを確認する。
直角になっていないときれいに飛ばないのでチェックして、補正。

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経緯

先日、長男、長女が竹とんぼに興味を持った。

山林に行く途中、水を調達させてもらう千葉の熊野の清水
日曜にはフリマが開催されている。
錆びた斧、桶、古銭、竹細工、農具、などなど、
おじちゃん、おばちゃん、じーちゃん、ばーやんが思い思いのものを出店。
楽しそう

竹細工のブースに、竹ぼうき、竹の火吹き棒、竹とんぼなんかが売っていた。

欲しがったので、長男、長女にプレゼント。おひとつ150円。

一心に遊んでて、うれしかった
自分が子供のころに遊んだもの。令和になっても、変わらないものは、変わっていない。

が、帰りの車中で次女に粉砕(踏んだか、上に座ったか?)されてしまった。大切にしてほしかった

「竹とんぼ」を通して、身につけてほしいと思うことがいろいろあり、今度作ってやろう、一緒に作ろうと思っていた。

竹とんぼを通して、身に着けてほしいと思うこと

・大切にしないと、物は(想定より早く)壊れる
・おもちゃは自分で作ればいい(なんでも遊べる)
・150円のものを作る大変さ
・作る楽しさ(没頭する時間の楽しさ)
・手を切ると痛い。なので、刃物は気を付けよう


最後まで読んでいただき、感謝です(ぺこり。)

#DIY #おもちゃ #竹 #自作 #竹とんぼ #自然と遊ぶ #shinmr

更新履歴

20201231 初版投稿

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