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密談に良さげなアフタヌーンティー

『古代ローマの娼婦』上下巻リリース記念を兼ねて、Heleneさんとアフタヌーンティーをしてきました。

場所は東京銀座の…

高みにあるのに、らせん階段を下って
人気(ひとけ)のない吹き抜けの広間みたいな場所だったせいでしょうか。
なんだか、密談に良さげなところでした。


アフタヌーンティーなのに、お茶を全然撮ってなかった。
ポットで4種くらい飲んだのに!

お茶の種類はそれほど多くないですが、定番のものは一通りそろっていて時間内なら飲み放題。ちゃんと茶葉から入れてくれるティーでおいしかったです🫖

今回は、小説にまつわる創作の話が多かったな。
ちょうど、数日前から原作者と脚本家のニュースが話題になっていたし。

Heleneさんの『古代ローマの娼婦』と新作『イタリア中世の武器職人
そして、私が書いている『7番目のシャルル』シリーズ。


どちらも前世記憶をベースにした物語(ヒプノセラピーで潜在意識から引き出された記憶をきっかけにしているというだけ。信じなくていいです)

歴史創作の体を取っているけど、単に「歴史をもとに創作した」のではない。
前世記憶の真偽はともかく、「内在化された私小説」であることは間違いない。

史実をリスペクトしつつも、私独自の「内なる声」を偽りたくない。
それが一般的な史実に反しているとしても(そもそも歴史の真実を訴えたいのではない)、自分だったかもしれない誰かの「心残りの昇華」、——いわば成仏のためでもある。

仮に、第三者によってストーリーやキャラクターを知らないうちに流用・改変されたら、ものすごくショックだよなぁ…なんてことを話していました。

実際、2年前にゆるパク疑惑があったりも…
そのせいか、漫画家さんの痛ましいニュースとその背景を知ってから、ずっと義憤に駆られている。

私の内なるシャルルさんが話してくれる物語は誰にも渡したくない。



自著の紹介

既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』

2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。

新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』

ジョン・ラボック著『The Pleasures of Life』第一部を翻訳・書籍化しました。訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。

web小説『7番目のシャルル』シリーズ


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