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フランスの巨石群、カルナック遺跡

X(旧Twitter)で、フランス観光局公式アカウントが「フランスにも新石器時代の巨石群があることをご存知でしょうか❓」とポストしているのを見かけて。

もしかして…と思ったら、やっぱりブルターニュのカルナック遺跡だった!!


アレクサンドル・デュマ・フィスの『神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー(Tristan le Roux)』に出てきたところですよー!!

2年前、中国在住のフォロワーさんに「しんのさん好みのシャルル七世が登場する」と教えてもらったものの、日本語版がなかったため自力で(!)翻訳、Amazon Kindle(電子書籍)とペーパーバックをリリースしています。

カルナック遺跡がどういうところかを知っていても、改めて紹介されているのを見ると、テンションが上がる!!


\『トリスタン・ル・ルー』の概要/

◎アレクサンドル・デュマ・フィスの未邦訳小説『Tristan le Roux(トリスタン・ル・ルー/赤髪のトリスタン)』を底本に翻訳・翻案。

フランス王国ブルターニュ地方は古代ケルト時代の広大な巨石遺構「カルナック列石」と古墳群をはじめ、巨人や聖霊の伝説、魔術師マーリンの予言詩で知られている。

\上巻のあらすじ/

若く美しいカルナック城主オリヴィエは、ミステリアスな従者トリスタンとともに、狼の群れに襲われている騎士ブリタニーを助けた。ブリタニーは、フランス王シャルル七世に仕えるリッシュモン大元帥の使者で、オリヴィエに「オルレアン包囲戦への参戦」を求める。オリヴィエは二つ返事で快諾するが、トリスタンには出生の秘密と大いなる野望があった。

出発直前、オリヴィエはいとこのアリスと婚約する。二人は「戦争から帰ってきたら正式に結婚しよう」と誓い、カルナック軍一行は城の人々に祝福されながら戦地へ旅立つが、トリスタンはひそかにオリヴィエを憎むようになる。

邪悪なジル・ド・レ伯爵の手引きで、トリスタンは遺跡に封印されていた異邦人の悪霊サラセンをよみがえらせ、野望を叶えるために「神に選ばれたジャンヌ・ダルク」を破滅させる契約を交わす。

「あたしはただの貧しい少女で、謙虚な神のしもべです。ジャンヌ以外に名前はありません」
「どうして男の格好をしている?」

二人の運命が交差し、英仏・百年戦争に便乗した陰謀に巻き込まれていく。

\下巻のあらすじ/

シャルル七世に認められたジャンヌはフランス軍一行とともにオルレアンへ向かう。トリスタンは敵方イングランドの軍門に降り、英仏の間で暗躍。リッシュモン大元帥をそそのかし、ジル・ド・レ伯爵にジャンヌを凌辱する計画を持ちかける。

戦火の中で再会したトリスタンとオリヴィエは一騎討ちを始めるが、予言された悲劇が迫る。孤立したジャンヌは、トリスタンの邪悪な計画を打ち破れるか。

「あたしを連れて一緒に行きたかったの? それなら燃やしてちょうだい。あたしもあなたを追いかけてあげるから。一緒に連れて行って……、燃やしてあげる」

物語は佳境を迎え、百年戦争のターニングポイント・オルレアン包囲戦から異端審問、火刑へ——

下巻の巻末で、あとがきとこぼれ話なども。

  • 訳者あとがき:完訳まで半年

  • こぼれ話:ジャンヌの身代金を円換算してみた

  • こぼれ話:ジャンヌの呼び名ラ・ピュセル(La Pucelle)

  • こぼれ話:シャルル七世はセンシュアル(Sensuelle)



自著の紹介

既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』

2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。

新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』

ジョン・ラボック著『The Pleasures of Life』第一部を翻訳・書籍化しました。訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。

web小説『7番目のシャルル』シリーズ


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