ロワール流域の古城はいいぞ
X(旧Twitter)の再掲をもとに書き足し。
なじみのない外国の文化や情景を、文章だけで伝えるのは限度があり(特に小説は、解説が長すぎるとストーリーがぶつ切りになってしまうのでね…)、物書きの端くれとしていつも歯痒いと思っているのですが。
こちら(↓)、シャルル七世時代のお城とロワール周辺の雰囲気がわかりやすいので、ぜひ見てみてー
例えば、②ブロワ城はオルレアン包囲戦のときに物資輸送してた重要な拠点で、ヨランド・ダラゴンが常駐していたらしい。
また、③アンボワーズ城は、ある貴族が陰謀を企て、シャルル七世は幼い息子(のちのルイ11世)が巻き込まれたことに怒って首謀者を処刑しようとしましたが、結局、命乞いを聞き入れてアンボワーズ城の没収で済ませたとか。
小説本編では使いどころのないささやかなエピソードですが、ロワール流域にはゆかりの場所がたくさんあります。アンジューのアンジェ城やオルレアンもそう。
基本的に、白亜の城壁と青灰色の屋根の外観をしている。
ロワールに点在する古城群の中には、シャルル七世(15世紀前半〜半ば)より後の時代、16世紀に建造・改装された城もありますが。拙作『7番目のシャルル』シリーズの背景情報として、脳内で補完していただければ!
自著の紹介
既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』
2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。
新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』
ジョン・ラボック著『The Pleasures of Life』第一部を翻訳・書籍化しました。訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。
最新作:『シャルル七世とその重臣たち』
アレクサンドル・デュマの初期の戯曲(全五幕の悲劇)を翻訳しました。
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