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ステージを上がったらそこには

しんのすけの武蔵境ジャグリング教室、2023年最終回でした。

生徒さんが教室に到着し、ジャグリングを始めた時に、前回からどれだけ練習してきたかは、おおよそ想像がつきます。

武蔵境の生徒さんは、しっかりと練習を重ね、ジャグリングに真摯に取り組んでいるのだな、と毎度感心するのですが…
それ故に今取り組んでいる技術の壁の厚さを感じることにもなります。

それでも粘り強くジャグリングに取り組む姿は、ぼくの心を熱くします。


教室の前に、とあるパフォーマーさんと話していて、印象に残った話題がありました。

もともとは武術の話だったのですが。

武術を伝える時に、「記号化」することにより、本質が伝わり難くなると。
その言葉が出た時は気功の話だったかしら。

その時に、ジャグリングもそうだよなぁ、と思ったのでした。

言語化(記号化)することにより、本質が伝わらないことがある。
身体技術は、言葉では掬えないものな気がします。

練習始めたばかりの生徒さんからよく聞く言葉の一つは
「コツはなんですか」
です。

もちろん、「コツ」を伝えることは、だいたいできるのですが、伝えたその「コツ」がその先も役に立つ本質であることはあまりない。

何より頭で「わかった」それは、薄い。

だから、まずやってみる、自分の身体で感じる。その上で、自分で反芻する。それが大切。

その上で、適切な「やる」を提示して、体験してもらうのが大事だよな、と思いました。

言葉でなく、良い体験を提供するレッスンを磨いて行こう。


今、生徒さんたちは、自分の身体を使って、何かを理解しよう、血肉にしようと頑張っています。

やればやるほど、目の前の壁が高くなるのは、学習の常。

修得に時間はかかるかもしれませんが、その壁を越えた時には、今まで見えなかった世界が広がって、いっそうワクワクさせてくれるでしょう。

この一年もたくさん成長しました。
来年も楽しみです。

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