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室蘭旅行記 ④ (函館#1)

[前回はこちら↓]

室蘭での用事を終え、後は仙台に帰るのみ。

折角なのでもっと北海道でゆっくりしていきたかったが、夕方には別の用事があるので函館に寄った後仙台へ帰る。

特急北斗

東室蘭駅

朝一番の函館行きの特急に乗る為、7時過ぎには駅へ。
駅からは高校生が沢山出てきていた。

分かりやすいが・・・

JR北海道の特急の案内は丁寧で良いが、ホーム上ではアルファベットではなく普通に号車番号で乗車位置を案内して欲しいとも思う。

特急北斗2号

乗車する特急北斗2号。
毎回海側に座っているので今回は山側でも良いかなと思ったが、何だかんだ海側を取ってしまった。

室蘭本線

前回訪れた北舟岡駅付近を通過。
室蘭本線は噴火湾沿いを西へと進んでいくので、海が綺麗に見られる区間が多い。

八雲駅の紫陽花

50分程すると長万部駅に到着し、ここから函館本線に入る。

途中の八雲駅では、枯れかかっているが紫陽花がホームに咲いていた。
紫陽花の季節ではない気がするが、最近まで綺麗に咲いていたのだろう。

駒ケ岳

函館本線を南下していくと、立派な山影が見えてくる。

今回はあの駒ケ岳の東側を回る砂原支線に乗るつもりだったが、夕方に用事が入ってしまった為、泣く泣くパスすることに。

森駅

砂原支線との分岐点・森駅に停車。
この駅は噴火湾と駒ケ岳が良く見えるので、ぜひ今日も訪れたかったが砂原支線の乗車は断念した為スルー。

この辺りでは北海道らしい緑と青のカラーリングのキハ40が沢山走っているようで、構内にも何編成か停車していた。

大沼公園駅

北斗は七飯町の中心駅・七飯駅には停車しないが、町内にある道南の主要観光地・大沼公園には停車する。

自由席へ

列車は新幹線駅・新函館北斗駅に停車。

私は新函館北斗までの指定席しか取ってなかったので、東室蘭駅で自由席券を購入しておいた。
車内を歩いて後方の自由席車両に移る。

函館到着

ようこそ函館へ。

少々遅れたが、2時間20分程で函館駅に到着。
JR北海道お馴染みのサッポロビール広告入りのホーロー看板には歓迎の言葉が。

函館本線起点

新幹線開業後は北海道の玄関口としての性質を大きく失ってしまった函館駅だが、旭川駅まで伸びる函館本線の起点であり、車止めと0キロポストが設置されている。

道南いさりび鉄道

こちらは道南いさりび鉄道の上磯行き列車。

道南いさりび鉄道は新幹線開業により分離された旧江差線の運営を担っている。

走っている車両は全てJR北海道から譲渡されたキハ40だが、独自の塗装を施された車両もあるらしいので、よく見られるタラコ色のものではなく他の車両が見てみたかった。

函館駅

駅の外へ出る。
今日は結構観光客が多い印象だ。
五稜郭へ行きたいと思っていたが、思っていたより時間が無いので今回は元町地区の観光に留めることに。

道路元標

駅前の交差点には日本橋と同様の道路元標が設置されている。
2021年末に国道4号, 7号走破の旅をして以降、主要国道(12号まで?)を制覇することを目標としており、国道5号の起点であるここにもいつの日か訪れることになるだろう。

函館駅前停留場

曖昧な記憶では函館駅のロータリーから市電に乗った気がするが、市電の停留場は少し離れていた。

函館市電

函館の老舗レストラン・五島軒のラッピング車両が走っているらしい。
落ち着いた色に金色の文字が書かれているのが良い雰囲気を醸し出している。

4つ先の末広町停留場で下車し、函館の有名な坂道・八幡坂を上って元町地区へと登っていく。

元町地区

八幡坂

一番上まで登ると函館西高校に突き当たる。
振り返ると一部紅葉した並木の先に港と船、さらに奥には山が見えるという素晴らしい眺め。

以前函館に来た時もロープウェイに乗る為にこの近くに来ていたはずなのに、見に来なかったことが悔やまれる絶景だった。

かなりの「映えスポット」なのでカップルも多く訪れている。
近くにいた中国人カップルに撮影をお願いされたので快く受けると、片言で「貴方も(撮影)どうですか?」と言ってくれた。

少し迷ったが一人で撮っても寂しいと思い「大丈夫です、ありがとうございます」と八幡坂を後にした。

八幡坂

函館市は坂道が多くあり、それぞれ名前が付けられているようだ。
英語ではHACHIMAN ZAKA SLOPEと書かれており、Nijo-jo Castle(二条城)やHirose-dori Avenue(広瀬通)と同じものを感じた。

遺愛幼稚園

八幡坂突き当りを西に進んでいくと遺愛という変わった名前の幼稚園を発見。

遺愛学院という、東北以北では最古の女学校の付属幼稚園らしいが、付属小学校はないようだ。

函館ハリストス正教会

幼稚園敷地のすぐ横には正教会の教会がある。
中はこじんまりとしているものの厳かな雰囲気を感じられた。

椅子に座れるので、壁画を見ながら少し休憩を取り、外に出る。

聖ニコライ

函館ハリストス正教会の司祭を務めた聖ニコライ。
亜使徒(正教会における聖人の称号)の称号を有しており、日本に正教を伝えた人物らしい。

上部と下部に二本線がある十字架は八端十字架と呼ばれ、スラヴ系正教会で良く用いられてるものらしい。

⑤に続く・・・

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