東雲 ユキ

埼玉出身・仙台在住の大学院生 旅行の記録を時系列無視で書いています 記事のタイトルと…

東雲 ユキ

埼玉出身・仙台在住の大学院生 旅行の記録を時系列無視で書いています 記事のタイトルと内容は必ずしも一致しません

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稚内旅行記 ② 【宗谷本線】

[前回はこちら] 2021年3月3日、朝5時過ぎに起床。旭川駅に向かう。 列車の運休が心配されていたが今日の宗谷本線は無事動く予定らしい。 今回の旅行の(個人的)メインは宗谷本線である。 宗谷本線は旭川-稚内を結ぶ約260kmの地方交通線である。 最北の町稚内に至る現在唯一の路線であり、かつては樺太への連絡路線としての機能も果たしていた。 しかし現在では国内有数の過疎地を駆け抜ける路線であり、終着地である稚内市(人口:約3万人)も含めて沿線自治体の過疎化が著しい。 ま

    • 宮古旅行記 ②

      [前回はこちら↓] 余った18きっぷで東北地方のJR未乗区間を潰すべく、仙台から釜石線や三陸鉄道を経由して宮古までやってきた。 宮古到着 実は宮古を訪れるのは今回が3回目。 初回は本州最東端の地・魹ヶ崎を訪れる為に仙台から三陸道で、2回目は本州最北端の地・大間崎の帰りに同じく三陸道で浄土ヶ浜を訪れた。 ということで3回目でありながらも宮古駅を利用するのは今回が初。 まずは昼食をとるため、駅から数分歩きよし寿司へ。 前回訪れた店が美味しかったので同じ店に行こうかと

      • 宮古旅行記 ①

        24年4月頭、余った青春18きっぷを利用して何処かに行こうと画策していた。 私はJR全線に乗車することを目指しているが、仙台に住んで5年になるにも関わらず、東北地方には未乗区間が多く残っていた。 仙台での学生生活も残り1年となった為、早急にこれらの路線に乗っておきたい。 ということで、今回は山田線乗車を目的とし、宮古市に行くことにした。 山田線は盛岡と宮古を結ぶ路線だが、路線名になっている山田町は通っていない。 これは東日本大震災で被災し、陸中山田駅を通る宮古ー釜石間が

        • 山口出張記

          2024年1月某日の朝、私は仙台空港を飛び立った。 今回は山口で用事がある為、福岡空港を経由して向かう。 私は所謂乗り鉄なので、基本的に鉄道を利用して移動するようにしている。 しかし、夏に新幹線を利用して山口に向かった際は片道6時間近くかかったため、流石に今回は飛行機を利用することにした。 観光に使う時間はあまりないが、折角山口に行くので、本州最西端の地・毘沙ノ鼻に行ってみることにした。 私はこれまで潮岬(南)・魹ヶ崎(東)・大間崎(北)に行ったことがあるので、毘沙ノ鼻

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        稚内旅行記 ② 【宗谷本線】

        マガジン

        • 出張記
          3本
        • 岐阜旅行記
          0本
        • 九州旅行記
          8本
        • 室蘭旅行記
          5本
        • 留萌旅行記
          5本
        • 札幌旅行記#1
          4本

        記事

          神戸出張記

          2023年11月中旬、所用で神戸に行くことになった。 折角なので前泊・後泊してゆっくり兵庫観光をしたいところだが、最近は時間・金共に余裕が無いので、観光は用事の空き時間だけに留めた。 西へ 朝6時過ぎ、仙台駅に到着。 最近は仙台駅に来ることが滅多になかったので知らなかったのだが、今では全国各地に存在するであろう文字モニュメントが駅前に設置されていた。 とても良いフォトスポットだとは思うが、駅前のペデストリアンデッキという、常に人が行き交っている場所に設置されている為

          神戸出張記

          室蘭旅行記 ⑤ (函館#2・帰路)

          [前回はこちら] 元町地区 隣の大三坂を少し下ったところに別の教会が。 こちらは先程の教会よりも若干大きく、壁にはイエスが処刑されてしまう経緯を表した彫刻のようなものと説明文が並べられていた。 キリスト教に関する知識は殆ど無いが、少しだけイエスの最期について学ぶことが出来た。 続いて八幡坂方面に引き返し、旧函館区公会堂へ向かう。 日本とは思えない鮮やかな建物が見えてくる。 こちらは先程とは違い教会などの類ではなく、焼失した町会所の代わりに明治時代に新しく建築された

          室蘭旅行記 ⑤ (函館#2・帰路)

          室蘭旅行記 ④ (函館#1)

          [前回はこちら↓] 室蘭での用事を終え、後は仙台に帰るのみ。 折角なのでもっと北海道でゆっくりしていきたかったが、夕方には別の用事があるので函館に寄った後仙台へ帰る。 特急北斗 朝一番の函館行きの特急に乗る為、7時過ぎには駅へ。 駅からは高校生が沢山出てきていた。 JR北海道の特急の案内は丁寧で良いが、ホーム上ではアルファベットではなく普通に号車番号で乗車位置を案内して欲しいとも思う。 乗車する特急北斗2号。 毎回海側に座っているので今回は山側でも良いかなと思った

          室蘭旅行記 ④ (函館#1)

          室蘭旅行記 ③ (母恋)

          [前回はこちら↓] 日高本線に乗車後、目的地の東室蘭に到着。 深夜の用事を終え、翌日午前は休憩し13時過ぎに再び研究室で集合することとなった。 集合時間まで寝ていたい気持ちもあったが、昨日の4時間程の仮眠に加え、今日も6時間は寝ていたので室蘭散策に出ることにした。 10時頃にホテルを出る。 すぐ近くを流れる知利別川からは日本製鉄の製鉄所が見える。 架かっている曙橋は謎に派手な装飾が付いている。 その名の通り海から登ってくる太陽を表しているのだろうか。 道中にある

          室蘭旅行記 ③ (母恋)

          室蘭旅行記 ② (日高本線)

          [前回はこちら↓] 苫小牧着 研究室の用事で室蘭に行くことになったので、フェリーで北海道に向かうことに。 仙台港を出発し、朝起きると下北半島沖を進んでいた。 出遅れたものの、日の出を拝む事が出来たので部屋に戻り二度寝。 ゆっくりしているといつのまに苫小牧港に到着していた。 他の人は殆ど出ていってしまったが、歯磨きをして予定到着時刻の11時丁度頃に下船する。 約4年ぶりの苫小牧港。 団体のツアー客もいるようで、仙台港とは異なり賑わっている様子だった。 11:3

          室蘭旅行記 ② (日高本線)

          室蘭旅行記 ① (太平洋フェリー)

          仙台はそろそろ毛布だけでは寒くなってきた10月末、研究室の用事で室蘭に行くことになった。 出張が多いのは旅行好きとしてはありがたい。 今回も用事の前後で少しだけ北海道を周ったので記事にした。 ちなみに去年も同じ用事で室蘭に行っており、前回は最東端・根室を目指した。 行程としては、 1日目:室蘭入り (日高本線訪問) 2日目:室蘭で所用 (少し室蘭観光) 3日目:帰路 (途中函館観光) といった感じになっている。 今回は北海道に行く手段として、太平洋フェリー(仙台→苫

          室蘭旅行記 ① (太平洋フェリー)

          留萌旅行記 ⑤ (富良野・美瑛)

          [前回はこちら↓] 留萌本線の旅を終えたが帰りの飛行機までは時間があるので、少し足を伸ばして富良野・美瑛まで向かう。 四季彩の丘 旭川駅でレンタカーを借り、まずは美瑛の有名観光名所・四季彩の丘へ。 北海道ドライブは気持ちいい。 約50分ほど運転して、四季彩の丘に到着。 花の種類については全然分からないが、軽く調べた感じ、これはラベンダーではなくサルビアだろうか。 一面に咲く花の奥にもなだらかな丘が広がっている素晴らしい景色は、本州で見るのは難しいだろう。 キン

          留萌旅行記 ⑤ (富良野・美瑛)

          留萌旅行記 ④ (留萌本線#2)

          [前回はこちら↓] 前日は留萌本線乗車後に留萌・増毛散策をした。 本日はまだ下車出来てない留萌本線の駅を2駅巡った後、旭川で車を借りてドライブへ。 (この記事は2021年12月に投稿したものを再編集しました。) 出発 2021年7月4日、留萌市にて5時前に起床。 留萌本線の始発に乗る為駅に向かうが、半袖ではかなり寒かった。 5:49 深川行に乗車。乗客には学生が多かった。 列車は峠下までの3駅を通過し、峠下駅に停車。 留萌行の列車と当駅で交換を行う。 駅には

          留萌旅行記 ④ (留萌本線#2)

          留萌旅行記 ③ (留萌・増毛駅)

          [前回はこちら↓] 朝に札幌を出発し、留萌本線の途中駅で何回か途中下車した後、留萌駅に到着した。 今回はかつての留萌本線の終点・増毛までバスで向かう。 (この記事は2021年12月に投稿したものを再編集しました。) 留萌駅 留萌市はかつてニシン漁で栄えた街だ。 昭和時代中期以降は大幅に衰退してしまったものの、現在でも留萌港ではニシンの水揚げが行われており、その魚卵である数の子の生産は日本一となっている。 留萌本線は、このような海産物や当時留萌地方で採掘されていた

          留萌旅行記 ③ (留萌・増毛駅)

          留萌旅行記 ② (留萌本線#1)

          [前回はこちら↓] 前日に北海道入りして軽く札幌散策をし、中島公園近くに宿泊。 本日は遂に主目的である留萌本線に乗りに行く。 (この記事は2021年12月に投稿したものを再編集しました。 留萌本線起点へ 2021年7月3日、朝5時前に起床。朝1番の特急に乗る為に札幌駅に向かう。 中島公園からは札幌駅前通りをひたすらまっすぐ進むことで駅に行ける。 特急ライラック1号に乗車し、6:35 札幌駅を出発。留萌本線の分岐駅である深川駅まで向かう。 ちなみに切符は特急の為

          留萌旅行記 ② (留萌本線#1)

          留萌旅行記 ① (札幌入り)

          はじめに 留萌に行こう、と思い立ったのは去る3月5日、稚内から特急サロベツで札幌に向かっていた時。 留萌本線の起点である深川駅に停車した際に 「留萌本線ってどんな路線なんだ?」 と気になり調べてみると、なかなか見どころの多そうな路線だと感じた。 しかし、留萌本線はただでさえ経営の苦しいJR北海道の中でもトップクラスの大赤字路線。 廃線が検討されると、沿線自治体が反対してなんとか存続に向けて鉄道会社と協議を行う場合がほとんどだが、留萌本線に関しては2021年2月には路線

          留萌旅行記 ① (札幌入り)

          札幌旅行記#1 ④ (札幌・小樽)

          [前回はこちら↓] 遂に北海道の中心・札幌に到着した。 札幌の友人A・埼玉の友人Bと合流し、札幌や小樽を周る。  1日目 飛行機の遅延により昨日の内に札幌に到着出来ず、何処かの地下鉄駅から歩いてきたと宣う友人B。 そんなことあるのか?飛行機が遅延したら接続するバス等も待ってくれる気がするが・・・ とにかく深夜2時頃に友人A宅にやってきたので、偶然目を覚ました私がドアを開けて招き入れる。 家主である友人Aは完全に寝ていたので、私が起きなかったら友人Bはマンションの

          札幌旅行記#1 ④ (札幌・小樽)