神戸出張記
2023年11月中旬、所用で神戸に行くことになった。
折角なので前泊・後泊してゆっくり兵庫観光をしたいところだが、最近は時間・金共に余裕が無いので、観光は用事の空き時間だけに留めた。
西へ
朝6時過ぎ、仙台駅に到着。
最近は仙台駅に来ることが滅多になかったので知らなかったのだが、今では全国各地に存在するであろう文字モニュメントが駅前に設置されていた。
とても良いフォトスポットだとは思うが、駅前のペデストリアンデッキという、常に人が行き交っている場所に設置されている為、写真撮影は難しそうだ。
さて、モニュメントの話はこれくらいにして朝一番で東京に向かう為のはやぶさ2号に乗車する。
実はこの列車の前にもやまびこが2本出ており、始発新幹線という訳では無いのだが、東京に一番早く着くのははやぶさ2号となっている。
東京駅で乗り継ぎ、約4時間で新大阪駅に到着。
東海道新幹線を利用する機会はあまりなく、新大阪駅を利用したのは今回が初めてかもしれない。
仙台から神戸に行くにはスカイマークが一番便利で安いはずだが、今回は諸事情で新幹線を利用している。
新大阪駅の在来線コンコース、広々としていてとてもお洒落に感じる。
今日の目的地である加古川駅に近い新幹線駅は西明石駅になるが、新大阪駅から新快速に乗り換えて行くことにする。
昼食
列車が遅延しており、本来乗る予定の数本前の列車に乗ったので逆に予定よりも速く12時前に明石駅に到着。
実は明石には今年の3月にも訪れているが、明石焼きが食べたくなったのでここで昼食を取ることにした。
やってきたのは明石では有名な本家きむらや。
人気店と聞いているので昼時に向かうのは若干不安だったが、待たずに入ることが出来た。
メニュー表を見て注文という感じではなく、着席前に「20コ1皿で大丈夫ですか?」と聞かれたので、よく分からないが「はい」と答えた。
おでん等もあるが、基本的には明石焼き20個の1皿かその半分のどちらかの注文を迫られるようだ。
しかしよく考えると20個って多いような・・・。
待っている間にもどんどん客が訪れ、最初は空いているように思われた店内も満席になってきた。
テイクアウトの客も多く、地元の人に愛されている店という印象。
数分でアツアツの明石焼きが運ばれてきた。
基本的に食べ方などの説明はないため、先に運ばれてきた出汁を飲み干してしまう客もいるのでは無いだろうか。
熱そうだなーと思いながら1個を出汁につけて口に入れ、無事火傷した。
こういう料理は猫舌には厳しいが、美味しいので毎回熱さと格闘している。
タコの食べ応えも結構あるので、やはり20個だと最後の方は満腹になっていった。
明石の滞在時間は1時間しか無かったので心配だったが、入店や提供の待ち時間、自分の食べるスピードも早かったため20分程度で昼食を終えてしまった。
時間が余ったので、帰りかげに魚の棚商店街を見ていく。
明石散策
魚の棚は昔ながらの活気ある商店街で、大漁旗等が所々に掲げられておりとても賑やかに感じる。
以前は友人と来た遠く離れた場所に、今再びこうして1人で訪れるとまた違った何かを感じる。
あまり時間は無いが、続いて駅から見えて気になっていた明石城跡に向かう。
明石城は仙台城と同じく天守の無い城であり、廃城後は本丸の四隅にあった三重櫓の内の二つも現在は残っていない。
城跡は公園として整備されており、一般的な城跡公園の広場だけではなく、図書館や運動施設など様々な用途で使用されている。
公園内は人通りが多く、ピクニックをしている家族も見受けられ、市民の憩いの場となっている印象。
駅から見える立派な三重櫓・坤櫓まで登ってみる。
上には展望台的な場所があると思ったが、登る道はあまり整備されておらず、観光向けという感じではなかった。
もう少し奥にも行けそうだったが、あまり行き過ぎると駅に時間内に戻れなくなりそうなので、早めに引き返す。
再び新快速に乗車し、目的地の加古川駅に到着。
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加古川での用事を終え、神戸駅へ。
駅舎はレトロな感じがして、どこか上野駅と似た雰囲気を感じる。
1日目は市営地下鉄・湊川公園駅付近の東横INNに宿泊した。
神戸散策
2日目は昼過ぎには用事を終えるので、神戸周辺を軽く見てから仙台へ帰る。
神戸市営地下鉄三宮駅で解散し、後は帰るのみ。
神戸市の中心部は神戸駅付近ではなく、三ノ宮駅付近となっている。
翌日は土日だったので宿泊してゆっくりして行っても良かったが、訳あって今日中には仙台に帰らなければならない。
まずは前回行こうとして結局行かなかった、生田神社に向かう。
地下鉄駅の出口から徒歩1分程度の立地にある、生田神社に到着。
稚日女尊(わかひるめのみこと)を祭神としており、安産祈願・恋愛成就などの御利益があるらしい。
立派な楼門を潜って境内に入っていく。
まずはお参りをする。
楼門に七五三まいりとあったのでそれかもしれないが、ちょうどお参りの時に本殿の中へ家族と巫女さんが入っていき、誰だか分からない家族に向けて手を合わせることになってしまった。
続いて社務所に向かい、御朱印を頂く。
2年前に京都の大将軍八神社で入手した御朱印帳を使い切ったので、生田神社で新しい御朱印帳を購入。
使っていた御朱印帳は星座などをあしらった美しいデザインで気に入っていたので、使い切り持ち歩かなくなるのが名残惜しかったが、生田神社も青を基調とした同系統の御朱印帳なので丁度良かった。
続いて歩いて三宮駅に戻り、バスでメリケンパークを目指す。
三宮駅周辺はバス停が多いので、メリケンパークに行くバスが何処から出るのかよく分からなかったが、何とか停車したバスに駆け込むことが出来た。
乗車したのは観光周遊バスであるシティーループバスで、前払いだったので少し手間取ってしまった。
バス内にはガイドさんも乗車しており、走りながら街中の案内をしてくれた。
約10分でメリケンパークに到着。
海に面した公園が街中にあるのは羨ましい。
仙台は海に面しているが、仙台駅から海岸まではかなり離れているので普段暮らしていて海を感じる機会は滅多にない。
奥に歩いていくとお馴染みのBE KOBEモニュメントがあるが、予想以上に人が多くて驚いた。
モニュメント自身が観光地となっており、ここで記念撮影をすること自体が一つの楽しみとなっているようだ。
順番待ちで皆記念撮影をしているので、人の入れ替わりのタイミングでパッと上の写真を撮影してその場を去った。
メリケンパークを後にして再び街中へ向かう。
波止場前の大通り沿いには、幾つか古い建物が並んでおり、神戸メリケンビルは米国領事館の跡地に旧日本郵船神戸支店として建てられたものらしい。
所謂「腰巻きビル」というものだろうか。
旧三井物産神戸支店として建築され、震災後に再建された際に低層部に旧外壁を再構築したようだ。
私は特に何とも思っていないが、調べてみるとこの建築様式が嫌いな人も多いらしい。
国道2号から歩いて街中へ進んでいき、神戸の中華街・南京町へ。
横浜中華街と同じ感じだが、若干狭くこぢんまりとしているイメージ。
少しぶらついてみる。
適当な店で北京ダックや胡麻団子を購入。
中央の広場に座る場所があったのて座って食べる。
北京ダックは初めて食べたが、かなり食べにくかった。
帰路
そのまま南京町を通り抜け、元町駅へ。
ここから乗車し、三ノ宮で新快速に乗り換えて新大阪駅へ向かう。
新大阪駅で購入した軽食。
ここから4時間以上の長旅になるので少し早いが食事を軽く摂った。
ここまでご覧くださいありがとうございました。
ー完ー
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