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北陸旅行記#2 ② (兼六園・越美北線)

[前回はこちら↓]

北陸に来てから5日目、富山での学会を終えて金沢にやってきました。

今日の主目的は福井県のローカル線・越美北線(九頭竜線)に乗車することです。

しかし折角金沢に来て素通りしていくのは勿体無いので、前回はコロナで休園してして行けなかった兼六園に行きます。

◇乗車経路
(9/23前半) 金沢福井九頭竜湖
北陸本線・越美北線

兼六園

兼六園・真弓坂口

東横INN金沢駅東口の近くにあるバス停からバスに乗車し、約10分で兼六園の入口に到着。

入口は何ヶ所もあるらしいですが、今回は21世紀美術館の近くにある真弓坂口から入園。

霞ヶ池

兼六園で一番有名な霞ヶ池。

霞ヶ池・蓬莱島

霞ヶ池に浮かぶ蓬莱島。

霞ヶ池・唐崎松

加賀藩主・前田斉泰が琵琶湖畔から種子を取り寄せて育てたという唐崎松。

雪吊りの写真が印象的だったので最初これが唐崎松だと気づかなかったのですが、よく考えたら9月なので雪吊りされていないのは当然でした。

鶺鴒島

人生を表しているという鶺鴒島。
鳥居が印象的だったので写真を撮ったのですが、実際に鳥居を構える庭園は珍しいらしいです。

兼六園

兼六園内の有名なポイントを回ってきましたが、こういう何気ない水の流れを含む風景が一番落ち着きます。

金澤神社

一度随身坂口から外に出て、金澤神社へ。

元々は兼六園の敷地内でしたが、神社へ参るのに入園料が必要なのは如何なものか、ということで敷地外となった様です。

なので周囲は園内と同じような雰囲気となっています。

御朱印

金箔が付いた御朱印を頂くことが出来ます。
右は富山の善徳寺で頂いた御朱印です。

こぢんまりとした神社ですが、兼六園近くのために参拝客が次々と訪れていました。

金城霊澤

神社近くには金城霊澤という泉がありました。

近くの説明を見てみると、ここの湧水から大量の砂金が出てきたという伝説から「金洗いの沢」と呼ばれる様になり、「金沢」の由来となったらしいです。

本当かどうかは分かりませんが、結構面白いスポットが隠れていますね。

1時間ちょっと兼六園を回った後、ホテルに戻って荷物を回収し、金沢駅に向かいます。

福井へ

特急しらさぎ

乗車するのは10:48 発の特急しらさぎ。

特急しらさぎ

北陸新幹線の開業により、名古屋ー金沢のしらさぎ・大阪ー金沢のサンダーバードは敦賀止まりの特急になってしまいます。

北陸特急としてのしらさぎに乗車しておきたい考え、乗車したことのあるサンダーバードではなく、しらさぎを選択して乗車することにしました。

福井駅

11:35 約50分の乗車で福井駅に到着。
北陸3県目です。

12:50 発の越美北線の列車に乗る前に、ホテルに荷物を預けて昼食を済ませます。

熟成かつ 天膳

特急しらさぎの車内で福井名物を調べていると、ソースカツ丼が有名とのことなので駅近くの天膳という店に。

入店時は駅前なのに全然客が居らず若干焦りましたが、12時を過ぎると続々と客が入り満席になりました。

北陸新幹線 開業カウントダウン

時間があるので店でゆっくりしていましたが、客が増えてきたので退店し福井駅へ。

金沢ー敦賀間では各所に北陸新幹線開業を待ち望むパネルが設置されています。

敦賀駅の知名度はそんなに高くないと思うのですが、山形新幹線の「山形・新庄 行」の様に、「福井・敦賀 行」になったりするのでしょうか。

福井駅・新幹線構内
福井駅・新幹線構内

まだ近づくことは出来ませんが、新幹線改札や切符売り場がもう用意されていますね。

越美北線(九頭竜線)

これから乗車する越美北線は、福井駅(正式には越前花堂駅)から福井県東部・大野市の九頭竜湖駅までの約50 kmを結ぶローカル線です。

越美「北」線とあるように、越美南線(現在は長良川鉄道に移管)も存在しており、越前国と美濃国を結ぶ越美線となるはずでした。

しかし工事は中断され、越美北線は九頭竜ダムまでの半端な路線となってしまい、現在は専ら九頭竜線という愛称で呼ばれています。

また北陸新幹線の延伸開業に伴い、北陸本線の大聖寺駅ー敦賀駅はハピラインふくいという第3セクター鉄道に移管される予定の為、越美北線は氷見線・城端線や七尾線と同様に孤立したJR線となってしまいます。

2番線・越美北線乗り場

ホームに上がって発車標を見ると、乗車予定の九頭竜湖 行が見当たらない。

ホームを間違えたか?と思いましたが、よく見ると1, 3番線ホームと書いてあったので、切り欠きホームか!と気づき2番線・越美北線乗り場へ。

発車20分前ですが、既に列車が停車していました。

キハ120形気動車

車両は西日本のローカル線ではよく見かけるキハ120。

5年前に山陰本線で乗車した覚えがありますが、久しぶりの乗車です。

基本的に1両での運行で、ラッシュ時は2両で運転し途中の越前大野駅で後方車両を切り離すらしいのですが、何故か今回は2両で終点の九頭竜湖駅まで向かう様です。

発車案内

早めに乗車して外を眺めていると、使われていない発車案内を発見。

北陸本線を急行列車が走っていた時代をぜひ見たみたいです。

それではここから終点 九頭竜湖駅まで向かいます。

12:50 福井駅を発車。
車内はボックスシートが埋まらない程度の乗客です。

福井放送 情報カメラ

この日は北陸新幹線の走行試験の為、検査車両East-iが走っていたらしく、福井県に初めて新幹線車両がやって来たとのことで話題になっていた様です。

福井放送の定点カメラに、私が乗っている越美北線の車両とEast-iが並走している姿が映っています。

乗車時は全く気づきませんでした。

この高架部分では結構スピードを出していて驚きました。

越前花堂駅(北陸本線側より後日撮影)

程なくして越美北線と北陸本線の分岐駅、越前花堂(えちぜんはなんどう)駅に到着。

画像は翌日北陸本線側から撮影したもので、越美北線の乗り場とは離れていました。

当駅は越美北線の駅として開業しており、後から北陸本線の駅が設置された為、両者が大きく離れている様です。

越前東郷駅

13:03 越前東郷駅に停車。
「越前」を冠する駅が多いです。

ここから福井市街を離れ、山へと進んでいきます。

越前東郷駅付近

まだ平地ですが、奥に山が見えます。

美山駅

13:24 美山駅に停車。
なんて事はないただの無人駅ですが、越美北線では数少ない列車交換が可能な駅です。

蕎麦畑?(越前大野駅付近)

越美北線沿線ではこの様な白い花を付けた畑をよく見かけたのですが、蕎麦畑でしょうか。

福井駅でもソースカツ丼と共に越前蕎麦を食べましたが、福井は蕎麦も有名ですよね。

越前下山駅

越前大野駅を過ぎた辺りで強烈な眠気に襲われ、少しウトウトしてしまいましたが、目を覚ますともう終点は間近でした。

九頭竜湖駅

九頭竜湖駅に到着。


③に続く・・・

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