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「五等分の花嫁」が想像の何百倍もマイブームになってしまったことの話

はじめに

Amazonプライムに入っていることだし、何かアニメでも観ようとPrime Videoを漁っていました。最近だと鬼滅の刃とか、進撃の巨人といった、わりと血生臭い系の名作を楽しんでいたのですが、ここらでスイーツ的な作品が欲しくなり…オススメに出てきた「五等分の花嫁」に決めたのでした。

私は中高生くらいの時にこういった毛色のアニメに沼っていたので、最初の数話は「あぁなるほどこういう展開ね」と、あるあるを見つけるような目線(つまりすこし冷静)で観ていました。しかしある時からは明らかに熱中し、今となっては露骨な「五等分ロス」で他のアニメを観る気を完全に喪失しています。

そして今では劇場版も行こうかと検討しているほど。この記事では、そんな自然とのめり込んでしまう同作の魅力を語っていきたいと思います。
若干のネタバレを含みますので、まだ観ていない、楽しみにとっておきたい!という方はご注意ください。

ところで…ヘッダーにも使いましたが、
アニメ全視聴記念ということでイラストを作ってみたので
唐突ながら載せておきます。

いきなり失礼しました(笑)それでは本編をどうぞ。

恋敵は実の姉妹

主な登場人物は以下。

主人公
上杉 風太郎
ヒロイン
中野 一花(長女)
中野 二乃(次女)
中野 三玖(三女)
中野 四葉(四女)
中野 五月(五女)

冴えない鈍感イケメン主人公と、それにアプローチをする女性陣。
深夜アニメとしてはよくある構図ですが、女性陣側が皆 実の姉妹であるということが最大のポイントです。

五つ子は、目鼻立ちや体格といったいわゆる「素体」の部分が全く同じなので、彼女らと深く関わりを持たない一般人は誰が誰だか見分けがつきません。主人公の風太郎はそれなりに親交を深めるものの、持ち前の鈍感さが祟っていつまで経っても判別がつかず、心の距離が縮まらないことにお互いやきもきした状態で話が進みます。

しかも彼女らはそれぞれのヘアウィッグやチャームポイントとなるアイテム(三玖のヘッドフォンや四葉のリボン等)を持っており、他の子のフリをすることが可能。これが功を奏することがあれば、姉妹の信頼関係に亀裂を入れる原因になることもあったりと、「見分けがつきづらい」という特徴を武器に、見事なストーリー展開がなされます。
アニメでは声優もそれぞれの声真似をしており、視聴者である私ですらカモフラージュがわからなかった、ということもあったほど。予想外の状況に驚いていたらエンディングが流れ、「えっ、この後どうなるの!?」と気になって仕方がない、ということも度々ありました。

1期と2期で印象がまるで違う

1期は手塚プロダクション、2期はバイブリーアニメーションスタジオという、それぞれ違う会社が制作を担当。そのため絵柄の印象が全く違います。どちらも良いですが、個人的には
1期→原作の作画に忠実
2期→制作会社の個性が発揮されている

といった感じ。原作からアニメを観る人は1期のほうが馴染みが良いかもしれませんが、アニメから入った人は2期の方がインパクトを感じやすいため、より印象に残るような気がしました。

また、物語を彩る劇伴音楽も、1期、2期でずいぶん雰囲気が変わります。
1期はハツラツとした曲が多いのに対し、2期はエレガントなテイストが目立つ印象。これは、1期は学生生活、2期は登場人物の成長をメインに描いているからであると考えており、もしそうだとするとシーンのひとつひとつをすごく的確に捉えられた選曲になっていると感じました。

人間模様の交差は2期になってから圧倒的に増えるので、1期でそれぞれのキャラクターの印象を覚えた上で2期を観ると、登場人物の心境がよくわかると思います。特にクライマックス直前は、矛盾や葛藤が入り混じってただならぬ展開になるので、しっかりキャラごとの特徴を捉えておいたほうがよさそうです。

ライバル男性キャラがほぼ出ない

これはもう完全に個人的な感触だと思っていますが…主人公と同じ立場の男性キャラがほとんど出ないのが良かったです。

例えば、「主人公よりも優った能力を持っている男性キャラ」を入れるとしましょう。こうするとヒロイン達の目線をある意味「拡散」させることができ、ストーリーに幅を持たせることができます。しかし、私個人としてはヒロインの主人公に対する気持ちの変化が何より楽しみなので、正直こういったライバル要素はいらないと思っているのです。

その点、このアニメは1期と2期でそれぞれ1人出るだけ。しかも存在感を表したと思ったらあっという間に小物になって「噛ませ犬化」してくれるので、安心して物語を追うことができました。私と同じ価値観を持っている方には、この点を何より推したいです。

どうする、劇場版

さて、作品紹介はこれくらいにして…ここからは個人的にどう物語を読み進めていくかということを考えます。
来る5/20、劇場版が公開されることになりました。ニュースサイトによると、この映画はアニメの完結作であるとのことなので、ストーリーは番外編ではなく本編ということになります。

前述の通り、ここまでハマったからには行きたいという気持ちが強いですが、なにぶん昨今の事情ゆえ映画館に行きづらく、今後の状況によっては見送りにすることすら考えています。

しかし、物語の先はどうしても知りたい。更に、もし観るとしても5月までにネタバレ情報に触れてしまうなんて懸念もあり、いろいろ考えあぐねた結果、原作を読むことに決めました。映画館でクライマックスを味わうという大きな感動を切り捨てるのは不本意ですが、きっとこれが最適解だと信じています。

Apple Booksで調べてみたところ、なんと1,2巻が無料だったので即ダウンロード、即読破。このペースで読み進めれば間違いなく公開までには間に合うので、もし映画を観られることになった際は、「あのストーリーが映像で楽しめるんだ」と期待して行くことにします。

さいごに

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

最近触れてのめり込んだ漫画といえば「鬼滅の刃」を上げていました(こちらもコミックスを買い揃えました)が、五等分の花嫁もそれに引けを取らないくらいハマりました。
私は、気になったアニメを観始めても、気持ちに刺さらなければ一話の途中で強制終了することもあるくらいなので、おそらくよっぽどツボだったのだと思います。こういった好みの作品に出会えたことに感謝ですね。

原作を読んで心が昂ったらまた関連記事を出すかもしれません。その際はぜひ、読んでいただけると嬉しいです。

ところで、
アップしたイラストを別記事でも公開しました。こちらではそれぞれのピンの画像もあるので、ぜひ観てみてください。

Shino






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