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和歌が好き020_仏足石歌体の歌三首

 和歌の中の「仏足石歌体(ぶっそくせきかたい)」の定型を使った歌を作りました。「五七五七七七」です。短歌の変形(結句七音追加型)と思っていただければよいかと思います。即興で作ったので、薄味かもしれません。『梅が枝(うめがえ)』は古風な言葉ですが、二首目のみ歌にそのまま詠み込んでいます。全体的には口語調にしてありますけれど、よかったら読んでください。


『梅が枝(うめがえ)』仏足石歌体の歌三首



・雪溶けて 昼は温かい日が続き
 気づけば如月中旬を過ぎ
 梅の花開く

・梅が枝の
 つぼみも揃い膨らんで綻び始め
 清かにひかる晴れた日の朝

・紫に染まる枝には
 たくさんの梅の花芽が
 玉と膨らみ春風を待つ


(20220119/私之若夜=しのわかや)
※画像は Canvaからいただいています。