篠原愛/Ai Shinohara

I’m Japanese Oil Painter.I live in Tokyo. 油…

篠原愛/Ai Shinohara

I’m Japanese Oil Painter.I live in Tokyo. 油彩画家。都内の美術大学非常勤講師。 古今東西のアートを愛し、美術館やギャラリー、地方の芸術祭をみるのがライフワーク。 https://www.aishinohara.com

最近の記事

【作品解説】Symbiosis 2020-21

篠原愛が毎回ひとつの自分の作品について、解説をしていきます。 今回はこちらの作品です↓ 時節柄、コロナに関する作品を作ろうと思った。 自粛期間中、死への恐怖から日々ネット上で飛び交う情報に翻弄され、自主的な勉強の必要性を痛感し、人体に関する専門書を取り寄せたり。いつも通っていたジムが休業になり自宅での自重トレーニングで自分の体(筋肉や内臓の性質、つくりなど)と強制的に向き合わされたり。これらの出来事は「自分(人間)の身体の性質、構造」「自然の中での人間の立ち位置」を一から

    • 【作品解説】symbiosis02&近況

      篠原愛が毎回ひとつの自分の作品について、解説をしていきます。 今回はこちらの作品です↓ This is an oil painting I made for my solo exhibition in May of the year I graduated from university. After my first solo exhibition, the owner of the gallery exhibited this work at an art fair

      • 【お知らせ】『特別展 恐竜図鑑 -失われた世界の想像/創造』に出品

        【お知らせ】 『特別展 恐竜図鑑 -失われた世界の想像/創造』に、油彩の過去作品「ゆりかごから墓場まで」を展示していただきます。 3/4~5/14日は兵庫県立美術館で開催、5/31~7/22には上野の森美術館に巡回します。 https://kyoryu-zukan.jp/ ——————————————— 『従来の恐竜展の主役は化石ですが、本展では太古への限りない憧憬が込められた「パレオアート(古生物美術)」のロマンあふれる世界へとご案内します。世界各国から集められた

        • 【ドローイング】ウロボロスの蛇

          先日ある舞台観劇をしていたら、背景の舞台美術の中にウロボロスの蛇をモチーフにしている装置があり「そういえばウロボロスの蛇のことが昔気になって調べたことあったな」と思い出しました。 ウロボロスの蛇とは、自身の体で円(環)をつくり、尻尾を咥えている蛇のことです。しばしば竜で表現されることもあります。 丸い円を表現している場合もあれば、真ん中で体をくねらせ、∞←無限のマークのかたちを表している場合もあり、完全、永遠、不滅、を象徴しているそう。 『語源は、「尾を飲み込む(蛇)」の

        【作品解説】Symbiosis 2020-21

          東伊豆でワーケーション

          まちまるごとオフィス東伊豆というワーケーションのモニターツアーに参加してきました。 コロナの影響で在宅ワークが主になり、それなら東伊豆のまちをまるごとオフィスにしてもらい、自然の中でのびのび働いてもらおうという企画。 旦那の元上司の方が運営に携わっていて、そのつながりです。 初日は朝5時に東京の自宅を出発。 はじめて行った東伊豆は海が広くてきれいで、海沿いの道路を車で走っている時に地元の鹿児島を思い出しました。 8:30ごろ現地に到着し、さっそくお仕事です。 わた

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          【オマージュ作品】狩野一信の五百羅漢図

          昔描いたドローイングが出てきたので載せておきます。2016年に描いた鉛筆画で、これはトレーシングペーパーに描いた下図です。本画は人にあげました。 幕末の江戸に生きた狩野一信(1816-1863)という絵師の描いた五百羅漢図へのオマージュ作品。狩野一信の五百羅漢図とは、一信が10年の年月をかけて完成させた100幅(一幅は高さ約172cm、幅約85cmの大きさ、これが100幅!!)の空前節後の超大作。 一信はこの作品の制作で精神を追い詰め過ぎたのか鬱病にかかり、48歳で亡くなり

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          【自己紹介】

          はじめまして、作家の篠原愛です。 画家、イラストレーター、たまに美大の非常勤講師をしています。 1984年、鹿児島県鹿児島市生まれ。東京在住。 過去のブログはこちらから。このたびnoteに引っ越してきました。 具体的なお仕事内容 ・自身が制作した作品(主に油彩)をギャラリーや美術館で定期的に発表。作品集を出版。 ・美術大学で主に基本的なデッサンや油彩の古典技法、絵画の表現方法を教える。 これまでのキャリアや転職経験 最終学歴: 多摩美術大学絵画学科油画専攻 2007年

          【自己紹介】