「どれだけ」がhow muchでない可能性

ノンバーバルコミュニケーションって、コミュニケーション全体のすごく大きな部分を占めていて -90%とかですかねー 中でも「目」の動きは非常に重要なんですよね。で、それが「どれだけすごいか」っていうと、だって、ことわざに、「目は口ほどにものを言う」ってありますから、もうそれくらいすごいってことなんですよね。

ということを英語で言いたい、とします。まずはすっきりまとめますね。

目の動きがノンバーバルコミュニケーションにとって、どれだけすごいかって、ことわざに『目は口ほどにものを言う』っていうからわかっていただけますよね。

となります。これを英語にしてみましょう。

まずは、「すごい」という日本語も「すごい」ですね。なんでも「すごい」でいいんですね。だから、この「すごい」は、ほとんどの場合、英語にするときには、何か具体的な日本語で置き換えたほうが伝わりやすいかもしれません。

この場合は、
目の動きはノンバーバルコミュニケーションにとって重要だ。
目の動きは、ノンバーバルコミュニケーションに大きな影響を与える。
目の動きは、ノンバーバルコミュニケーションに大きく貢献する。
目の動きは、ノンバーバルコミュニケーションの多くを占める。
などですね。もっともっとあるでしょう。

さて、もうひとつ、「どれだけ」ということですが、これは、例えば、
「どれだけの水が必要か」なら、How much water is necessary?だし、
「どれだけのエネルギーが無駄になっているか」なら、How much energy is wasted.でしょう。

このように、「どれだけ」=How muchという図式は、多くの学習者にこびりついていると思われます。

だから、どうしても、上の内容を言うには、
“how much eye behaviors affect nonverbal communication”
という表現になってしまいます。

ただこれで十分にOKです。

しかし、ここでストップしたい人は、このマガジンを読んでいないでしょう!(というか、上の英語から、どのように完成させるか、も意外と困難ですよね。。。)

ここではhow muchに代わる英語を求めてみます。

そこで、ひとつおすすめなのが、

the degree to which…

です。

Eye behaviors affect nonverbal communication to a certain degree.

ということで、このa certain degreeが「どれだけ!」を示すために、

The degree is well represented by the proverb “….”

という構成を使ってみてはいかがでしょう。これで、「すごさ」も出るわけです。「『程度』は、ことわざによく表れている。」ということです。

それでは全体を書いてみましょう。

The degree to which eye behaviors affect nonverbal communication is well represented by the proverb “the eyes are the windows to the soul.”
いかがでしょう。

affectの代わりに、contribute to…でもできます。
やってみてください。

how much = the degree to which …

これで、英語のクオリティが大きく向上することでしょう。

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