事業経営者の悩み。

僕がいるアイセックの支部では、今年から開発のプロジェクトが二つ、3年ほど前から立ち上がったプロジェクトが一つあります。(アイセックの中でプロジェクトというと、海外インターンシップ案を企画運営するプロジェクトを指します。海外インターンなので、単価が高く、売れる数がそこまで多くないという特徴があります。)

そんな中で、これからどういう方針で組織を動かしていこうか〜という話をしているときに、新規開発をやりたいという意見に若干自分の中でもやもやがあったので、それを言語化してみたいと思います。

適切な傾斜配分のかけ方

事業を大きく成長させていくには、適切な傾斜配分が大事です。いろんなところに資源を分散させてしまっては、成長するものも成長しなくなってしまいます。
アイセックのプロジェクトは大きく4段階のフェーズに分かれると思っています。

①企画構想段階のスタートアッププロジェクト
②ようやく形になってきた開発段階のプロジェクト
③プロジェクトとして形は完成した販促段階のプロジェクト
④ブランドも構築された継続的に売れるプロジェクト

今僕のいる場所で抱えているのは、①〜②のプロジェクトが2つと、③のプロジェクトが1つです。

その中でこの夏期休暇は、インターン参加者の顧客満足度を高めて海外インターンのプロモーターを輩出するという戦略をとろうとしています。

そして半年後には、そうしたプロモーターを頼りながら一気に顧客獲得にリソース傾斜をかけることで、②のフェーズに移行してきた2つのプロジェクトを何人もの顧客に買ってもらうことによって一気に形にする後押しをする効果と、③フェーズにあるプロジェクトの経験値を一気に貯めるという効果を狙っています。

これによってプロジェクトの成熟を促進し、1年後には実際のインターン生を迎えいれたことで急成長したプロジェクト二つと、たくさんの顧客を迎えたことで過去の実績を踏まえた価値を顧客に提供できるようになるプロジェクトがある状態で渡したいという思いがありました。

新規構想の意義と時期的固有性

新規構想はもちろん必要で、これから事業拡大を狙っていく上で多様な顧客にアプローチできること及び商品ラインナップを増やすことは大切です。

ただ新規構想をするには、それをちゃんと事業開発できるだけのリソース投下ができるかと、開発にリソースをさく時期的固有性があるのかというところだと思います。

今年の場合は、前期は顧客満足度を高めることと夏にかけて開発を推し進めること、後期はプロモーションに傾斜をかけるということを明確に押し出しています。
その中で開発にコストをさく固有性は、夏に現地調査(現地に赴いて現地のアイセックと事業提携を結んだりすること)を組織全体で進めていることであって、そこに間に合わせられなければ開発の固有性がなくなってしまうのでやる順位が高くないのではと思います。

そういう意味で新規構想を今年やることの固有性は低いのかなぁと思ったりします。

じゃあ、どうしていくのが良いのか?

新規開発をするのに必要なのは、当然ですがそこに割くだけの経営資源を持っていることです。

なので、今年度は他の注力分野との兼ね合いでやれたらやり、来年度以降組織拡大をしたタイミングで新規開発を一気に注力的に行うのがいいのかな?と思っています。

普段抽象的な話やキャリア的な話ばかりなので、もうちょっと事業経営的な話をしてみたいなぁと思って、試しに書いてみたのですがいかがでしょうか...。
でもここで思考を乗せきることも理解させることも難しいですね…。

精進して帰ってきます。

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