「僕は明日、昨日の君とデートする」より。

僕は、今日「僕は明日、昨日の君とデートする」を見ました。
ベタベタの恋愛系の映画なのですが、とても奥深い映画でした。
多少ネタバレもあるかと思うので、この先読む方は注意して読んでください。

この先あらすじに触れないようにしながら、思ったことを書いてみます。
すごい見たばっかりで情緒的なのと、映画を見ないと伝わらないものもあると思うのですが、そこらへんはご了承ください。笑

人は経験から、感じ・思い・考えるのだということ。
だからこそ、人にとっては思い出というものはとてもかけがえのないものなんだということ。

人は当たり前ですが、経験から何かを学んで、感じたり考えたりします。
例えばりんごを食べたくなるのも、自分の家に帰って安心するのも、人が経験的にそれを知っているからそう思うんです。

それってめっちゃかけがえのないことなんだ、って思って。

自分が似たような経験をしたことがあるから、他の人に共感できたり。
自分の経験から、何かをしたいって思うようになったり。

経験って本当にその人を形作っていて、経験はいわばその人自身で、経験がなかったら本当に人って空虚で、って思うんです。

それが、誰かとともにすごした時間であれば。

誰かとともに過ごした時間は、同時にその人との関係を作るものだと思うんです。
その経験がなくなってしまえば、その人との関係が失われてしまうことのようで、それって本当に悲しいことで。

結局のところ、人その人自身を作るものも、人と人の関係を作るものも、思い出であり体験なんだと思うんです。

自分が、自分と誰かが、紡いできたこれまでの思い出を本当に本当に大切にしていきたいと思える、そんな映画でした。


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