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楽しい>美味しい の法則

田舎者だから、東京の土地の名前でその場所をイメージすることができない。原宿=きゃりーぱみゅぱみゅくらいしか思いつかない。渋谷出身の知人に、「だって渋谷だよ、それに比べれば〜」と説明されたとき、うまく相づちがうてなかった。だって、渋谷のなにがどうなのかがよく分からない。

私にとっての渋谷の知識は、まだ行ったことのない東京ディズニーランド(行列が苦手だからあまり行きたくもない)と同程度でしかない。これが、出汐(私の通った高校の近く)や基町(昔の職場)の話だったらものすごくうなづけたのになとは思う。単位というのは難しい。

そんな田舎者の私が港区女子というのを読んだ。若くて褒められる程度にきれいな女の子だと男性に奢ってもらって当然という世界があるのだという。どこそれ?黄金の3角地帯?ドラゴンボール集めたら行けそうなくらいに遠い世界だ。若くもないし、チヤホヤされる見た目でもなかったから縁のない話だ。

しかし、別に羨ましいとかそういうのは全くない。だって、私は美味しいものに積極的ではない。もちろん美味しいものは好き。だけど全くグルメじゃない。だから、美味しいものを奢ってもらうために誰かを誘うといのが、よく分からない。「それは本当に美味しいものを食べたことがないからだよ」みたいなのはいらない。ブスの遠吠えと思われても全くかまわない。

面白い友だちと食べるなら、不味くてもいい。話のネタになるから、まずいのはむしろ面白い。美味しくてももちろんいいけど、後に思い出すのはまずい食事の方が多い。面白そうとか会ってみたいとかいう好奇心をそそられない人とは、食事に行くことはない。お茶でも飲めば済む話だ。

尊敬する伊集院ひかるさんが「生活とか食のレベルを上げすぎないようにしている。」みたいなことをちょくちょく書いていて、私もそれを密かに守っている。美味しいものは美味しいんだから時々でよくって、普段は普通がいい。まずくなければいいとすら思っている。で、たまにの美味しいものは好きな人たちと食べたい。

楽しい>美味しい の法則を密かに守っているのだ。

あ、でも高齢でお金もあって外食好きだったら 若い男の子とか女の子とかにゴリゴリ奢るババアになりたいな。夏木マリな感じで。多分でっかいイヤリングつけてるはず。

おわり 

写真は「写真撮って!」とお願いしたらふざけて自分たちの写真をとってくれたウエイター。なんだそのサービス。

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