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やめてよかったこと

「やめる勇気」ってのもあるよねえ。

フラダンスを長年習っていたのだが、2年前にやめた。

最初は別教室で10年、習っていたのだが
先生が金もうけ主義に走り、下手くそな講師に任せてレッスン楽しめなくなったのでとあるイベントで再会した、以前レッスンメイトだったひとが
「いま行ってるとこいいわよ~」
と教えてくれたのを頼りに検索して、その教室に転身。

講師の先生がきちんと見本を見せてくれるし
発表会やイベントでは、ハワイ出身の大先生が演奏してくれる前で踊れてとても楽しかった。

そこに10年くらい通っていたのだけれど、コロナをきっかけに大先生が教室を縮小し、講師の先生が独立という形に。

以前から、なかなか個性のきつい講師から離れていくひとはいて
わたしの行ってたクラスも10人以上いたのが3,4人になり…。

ハワイのダンスのはずなのに
日本的「上の言うことは絶対」的な主従関係が疑問なのもあり
流派のちがうひとたちの悪口言いまくってるのも居心地悪く
すくなくなってきたレッスンメイト
長年やってきたセンスなく、コミュニケーションにも問題のあるひとを講師が大事にするのがおもしろくなく
また、講師のやりかたにも不満があったのもあり

いろんなことが長続きしない自分が続けられてきた唯一の習いごとでもあり
これをはじめて体調がよくなり、体型維持にも役立ってきたため
辞めるには相当の決意が必要だったけれど、あれこれの環境変化もあり踏み切れた。

そう、すこしかぶる時期があったのだけれど、長年興味のあった太極拳をカルチャーではじめていたのだ。

これがよかった。

フラでは、1か月一曲を教えてどんどん次の曲、つぎの曲にいって
深めることはできなかったし、先生に振りを教えてもらってすぐ覚えられないのは能力がないかのような扱いだったけれど、70歳すぎのおばあちゃん先生は「ゆっくり、何回もね」というスタンスで教えてくれるのでいい。

1月にはじめて、11月に発表会があり、それ目指して頑張れたのもよかった。

しかし、人間関係がうざかった。

レッスンメイトのなかに一回り年上の先輩がふたり。
そのうちのひとりはセレブな奥さん、ボスママ的で
あれこれ話をしては「へえ~ 苦労してるんやね!」と、なにかと上から目線。もうひとりは、ネガティブ思考で発表会での失敗もいつまでもぐじぐじ落ち込んでいる。そんなの、失敗の範疇ですらないのに!
その二人と、LINEでやりとりしたり、教室あとお茶したり。

おばあちゃん先生はわたしの身体能力が高い(長年フラやらあれこれの身体系ワークショップに参加してきたから)ことに気づいて褒めてくれたのはうれしかったけれど、レッスンの、最初の30分は雑談で、終了時間きてもやり続ける…というのが苦痛だった。「あの、時間きてますけど」と言うとボスママから「急ぐんなら先に帰ってもいいのよ」と言われ。いや、時間通りに始めて終わってくれよ。

通っているから円滑にしたいといろいろ合わせてきたけれどもどうにもしんどくなってきて、とうとう辞めた。「もう、あかんな~。お金払ってるのにストレス感じるのはあかん」と思って検索したらば、場所、時間ともに都合の良い教室を見つけて、体験でいってみたらば段違いによかったのでそこに通うことにしたのだ。

新しい太極拳教室の先生は、中国出身で子どもの頃から鍛錬してプロとしても活躍し、体育大学で科学的にもいろいろ学んできた人なので、指導方法にブレがなく、また3か月1クールで違う太極拳を学べるのでとてもよい。毎回、スッキリするし素晴らしいと感じている。時間通りに開始して、終了するのもいいし、レッスンメイトとよけいな交流をしないでいいのもいい。

これまでしていたことをやめるのって意外に体力気力必要だけれど、やめる勇気って必要だな~と思っている次第。

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