ビジネスはコミュニケーションの連続です。

1対1の商談、複数人数での会議、上司への社内凛議、セミナーでのプレゼン、イベントでのスピーチ、仲間との1 on 1ミーティング、etc…

事の大小はあれ、ビジネスは常にコミュニケーションをベースに進んでいきますね。

そのベースとなるコミュニケーションにコンプレックスや苦手意識を抱えているビジネスパーソンは意外と多いものです。

中でも、スピーチや大勢の前でのプレゼンなど、人前でしゃべるパブリックスピーキングに不安を抱えていたりする人が多いようです。

アマゾンや本屋さんでも、ビジネスジャンルで、コミュニケーション系の本がよくベストセラーになっていたりしますね。それほど関心が高く、また克服したいというニーズがあるということですね。

僕も苦手でした。今でもとても緊張することがあります。

心理学には、アズイフ(as if)の法則と言うものがあります。

感情は行動によって生み出されるというものです。

楽しいから笑うのではない、「笑うから楽しい」のです。

悲しいから泣くのではない、「泣くから悲しい」のです。

自信に満ち溢れたマインドもそうです。姿勢が気分を作るのです。気分が姿勢を作るのではありません。

身体の動きが感情を作るのです。

ハーバード・ビジネス・スクールの社会心理学者エイミー・カディは有名なTED Talkのプレゼンの中で、2分間のパワーポーズを推奨しています。（僕の尊敬する心理学者です、この有名なTED Talkも何度も見ています）

面接の前、プレゼンの前、スピーチの前、ストレスに直面するあらゆる機会の前に、パワーポーズを取る。そうすると、自分はやれるんだと言う自信がみなぎってくると言います。

これは彼女の実験でも実証されています。自信に溢れた姿勢を取ったグループと真逆の姿勢を取ったグループとでは、前者の方が明確にテストステロンという男性ホルモンの一種であり、優越性、競争心、リーダーシップなどを促すホルモンがの分泌量が増していたというものです。

僕は、人前で喋る前に、必ずこのパワーポーズの時間を取ります。いまでこそ馴れで緊張することが減りましたが、それでもルーティーンの様にこの時間を取ります。少しでも聞いてくださるオーディエンスの方に良い話を提供したいからです。

パワーポーズの取り方や、取る場所はその時のシチュエーションで変わります。

トイレでガッツボーズを取って自信を高める様な時もあります、それは100人を超えるオーディエンスの前で喋る時などがそうです。

数人や数十人を前にしてカジュアルに喋る時も、何かしらパワーボーズの姿勢を取り入れます。口角をあげ、胸を張り、大きなジェスチャーを取ってリハサールをしてみることも１つのパワーボーズと言えると思います。

ビジネスは、コミュニケーションの連続です。多かれ少なかれコミュニケーションの質がビジネスの成否を分けます。

コミュニケーションの質は、自分が提供するサービスやトークを相手にしっかりと届けることによって決まります。

アズイフ(as if)の法則、また紹介したパワーポーズの効能を知り取り入れてみることは、きっとビジネスコミュニケーションを円滑に、また楽しいと思える境地に導いてくれると思います。

2分間のパワーポーズ、是非試してみてください。