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【詩】まなざし

(はじめに)

 記事を更新していなかった間も、アクセスしてく
ださいました方たち「スキ」をくださった方たち、
本当に感謝申し上げます。
 復帰1発目となる作品にふさわしいかは解りませ
ん。書き下ろしました。noteを再開したいと思いま
す。月に3回ぐらい(できれば週1回の割合で)掲
載したいです。

 これからも、篠井をどうぞ宜しくお願い致します。
「がんばって書きますっ😁」



 まなざし

「アハハハハハハ」
廃校になった校舎から笑い声は聞こえない
どれくらいの数の卒業生を
送り出したことだろう

少子化も伴って
祭り囃子は小規模になったけれど
続いているのが奇跡

帰ろうか
賑やかだった時間への切符を手に入れ
ひとっ飛び
つぶやきは宙に溶ける

さようなら
を伝えられるまで
きみの温度をひとり占めにした
あの夏の輪郭を奥底に留めたまま

(帰ろうよ)
強く願っても
駄菓子屋も床屋も雑貨店も
シャッターが下ろされた店舗ばかりが目立つ

商店街に
新緑の風が吹き抜けていく


  ………………………………………………

     写真、お借りいたしました
         ありがとうございます

  ………………………………………………

(ちょっとだけ解説)

 新緑の風は夏に向かって成長していく良いイメー
ジがあります。くらいままの文章で終わらせたくは
なかったので、使用してみました。過日、消滅可能
性都市という言葉が話題になったと思います。人口
減少に伴い自治体が成り立たなくなる消滅可能性自
治体なる言葉も広まりました。私が住んでいます町
も、詩の状況に近いものがあり、子供の数も減り続
けています。少しずつ寂れていく現状を目の当たり
にしています。それでも、今日を乗り切るために、
がんばっている人がたくさんいるのは事実です。
「消滅」には、消えてあとかたもなくなる。または
消してなくすことの意味が含まれます。あくまで、
私個人の意見です。簡単に、消滅なんていう言葉を
使わないでくださいっ。

 お読みくださいましてありがとうございました。

 (冷静さに欠けたような文章をお許しください)







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