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経済/石垣りん

詩乃ジカン。
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詩集『やさしい言葉』より

※エコノミック・アニマル
高度成長期の日本人に対して欧米人が用いたもので、経済的利潤の追及を第一として活動する人を批判した語。


銀行にお勤めだったりんさん。
大家族で貧しかったりんさん。

“オカネばかり数えてきた”という表現には、経済に対する矛盾と一種の冷たさを感じていたかもしれない。

本当の意味での人生の貧しさ、人間の寂しさをまじまじと眺め生きてこられたのだろう。

果たして、自分はなにを眺め生きているだろう。

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