2022年は振り返れない。
写真練習家兼フォトパティシエの篠山です📷
人形町の限界ワンルームで暮らしています🏢
座右の銘は「光と影と、カルパッチョ。」。
さて、この記事では今年2022年の撮影活動を振り返ってみたいと思います。
タイトルでは「振り返れない」と書きましたが、ちなみに「振り返れない」は所謂「ら抜き言葉」ではありません🙅
そんなことはさておき、「振り返れない」と書きましたが、その理由も何となく織り交ぜつつ 進めていきたいと思います。
振り返る撮影は、1対1の #ポートレート 撮影のみです💡
今年はそれが14回(7名)ありました。
昨年は9回(6名)でしたので少し増えましたね👍
その14回の撮影を、1回につき5点のボツ写真(←)で振り返ります💦
なぜボツ写真なのか…
それは、ドM企画として面白いと思うからです笑
OKカットをセレクトした後の写真群から さらに掲載可能なものをセレクトする。
しかも1回につき5点も。
これは苦痛でしかありません💧
ゾクゾクしますね←
いえ、決してモデルさんが悪いのではありません。
全て私が悪いのです。
撮影のテーマやストーリーに合わなかった
類似カットにOKを出した
その時の感覚ではボツだった
まだ全ての写真をチェックし切れていない(つまり厳密にはボツではない)
等々…。
そして、セレクトした写真を全て同じパラメーターで現像します。
しかもシネフィルム調の癖のあるパラメーターで笑。
これもキツい💦
シーンによっては全然合わないし、そもそも篠山のテイストではなくなる可能性が高い。
ただ、ホワイトバランスは、写真として不自然すぎるものになってしまう場合のみ少し調整させて頂きます💡
露出補正も然り。
それ以外は全て同じパラメーターです。
ということで1回目は1月の十川あみさん。
テーマやストーリーに沿った撮影ばかりしていると 現場での瞬発力が落ちる気がして、また、何よりも結果ばかりを求めてしまい 撮影に深みが無くなってしまいます。
それを改善するために、テーマやストーリー等を設定せず、条件の悪い撮影会での撮影を訓練としてやってみようということなのでした。
とはいえ、というか だからこそ、モデルさんは自分のタイプで選ばせて頂きました←
2回目は同じく1月の咲さん。
#JuicyFruits展 向けのテスト撮影ということで撮らせて頂きました📷
ただ、その後 JuicyFruits展向けは 方向性を大きく変えることに決めたため、残念ながら お願いさせて頂くに至りませんでした🙏
Waiwanさんが起用を検討されていることも その後分かりましたので、じゃまあ いいではないかと←
ちょっとこの衣装は失敗しました。
外(公園等)でも撮ったのですが、ボツ写真はホテルでのものに統一しました。
せっかくなので(?)
3回目は2月の十川あみさん。
撮影会での訓練は彼女一本に絞ろうと決めていました。
複数の撮影会を利用するつもりもありませんでしたし、
逆にそうすると、同じ撮影会内で何人ものモデルさんを撮るって何だか浮気性みたいで笑←
自分にはできないのです。
考え過ぎですかね。
別に実際に恋愛感情をもって臨む訳ではないですが、あっちこっち手を出している感じがして嫌じゃないですか💦
仕事関係以外では行ったことはないですが、キャバクラで何人もお気に入りがいるみたいな。
いえ、失礼な例えでごめんなさい。
というか、失礼な例えとか言って さらにごめんなさい。
結構この現像パラメーターが合っていましたね👍
4回目は3月のまたまた十川あみさん。
月一でいける所までいってみようと思っていました。
ただ、色々と研究しておられたようで、メイクの感じやヘアスタイルが 徐々に自分のタイプからずれていってしまっている気がして…
普通はそんなことを考えたりしないのですが、何故か彼女に関しては感じてしまいました。
何となくですが、彼女の内面と外見のギャップが開いていくのが気になったのかもしれません。
撮影会では必ず2枠取り、1枠は中(スタジオ) 1枠は外で撮るようにしていました💡
ボツ写真は目線ありが多いです💦
それは篠山が目線ありばかり並べるのを好まないためでしょう。
5回目は4月の新谷るる(にゃるる)さん。
篠山がモデル展に出展するなんてレアですよ。
「#みーむー展」以来ではないでしょうか💦
…いや、 #佐倉彩海展 がありましたね💧
普段は1回の撮影で展示と写真集制作を行うなどということはしないため…
(JuicyFruits展向けのような撮影は除く)
出涸らしのような状態で(失礼)、ボツ写真を選ぶにも苦労するという。。
出涸らしから頑張ってうっすいお茶を絞り出す感じで…(失礼)
何とか5枚選ぶことができました。
6回目は同じく4月の碓氷璃央さん。
本当は とあるグループ展に向けた撮影のつもりでした💡
色々な縛りを課した撮影をするのが好きなドM写真練習家(←)の篠山的には楽しいものでした。
どんな縛りかは言えませんが🙇🏻♂️
ご覧の通り 緊縛ではないことは確かです←。
この時は篠山の好物ロケーションである鶴見線沿線での撮影でした。
鶴見川、ビューですね。
7回目も同じく4月の十川あみさん。
まだ月一をキープしていました。
これは一応、頭にポールが突き刺さっているのでボツにしたのですが、突き刺さっていることを教えて ポーズで表現してもらっています笑。
これは多分類似カットをOKセレクトしたのでボツにしました。
これも悪くないですね…
おそらく、左手がクッションに沈んで隠れてしまい 左手が無い人みたいに見えるのが気になったのでしょう💡
…と思ったら、目線無しのカットにOKを出していたので、、きっと類似カットとしてボツにしたのでしょう。
これは奥の右眼にピントが合ってしまっているからボツにしたのだと思われます。
ここまで4ヵ月連続で撮影させて頂いた十川あみさん。
私が別の企画で忙しくなりそうだということと、彼女自身も出演が少なくなってしまったということで これにて終了となってしまいました。
8回目は6月の碓氷璃央さん。
5月はグループ展もありましたし、それで気が抜けて撮影はしませんでした。
ちょっとこの写真、現像パラメーターが合っていませんね💦
同じく とあるグループ展向けに撮らせて頂いていたつもりなのですが…
私が精神的に余裕が無くなってしまい、出展することはできませんでした🙏
この写真は現像パラメーターに合っています👍
『Tokyo Emotion.』というテーマで撮らせて頂いていたわけですが、いいですね。
実にエモいです。ビューです。
ロケ地は赤羽です。
この写真はもう少し頭の上に空間が欲しかったですね。
背景が白過ぎなのでボツ💦
9回目は同じく6月のMaiさん。
JuicyFruits展向けの撮影のスタートです📷
ここで(肌) #レタッチ の話をしましょう。
篠山は基本的に「レタッチし過ぎない」ことを意識してやっています💡
それは、レタッチをし過ぎて陶器のようなツルツル肌になった写真は人間味が欠けて気持ち悪いと感じるためです。
適度に粗を残してリアル感を演出するのが好みです。
ただ今回は、顔認識できた写真については #Photoshop のニューラルフィルターを使って自動レタッチを(も)行っています。
その後に通常の手動レタッチを(も)施しているため、いつもよりも陶器感があるかもしれません笑。
こっち見んな笑。
(これは主人公が一人で歩いているシーンの撮影だったので、目線は要らないのです)
私の肌レタッチは、もちろん一括処理などではなく チマチマとやります。
まず、ニキビや肌荒れ、シミや小じわ、毛穴や赤らみ、そういったものを何となくざっと、適度に残しつつブラシで馴染ませていきます。
その後に、肌の部分をラフに選択し、軽くノイズリダクションを掛けます。
ここでの「ラフに」が重要で、自動的に肌を選択するのではなく、部位によって強弱を付けながら選択していくのです。
私はこれらによってリアル感を残そうとしています。
そして最後にアンシャープマスクを掛けて ぼかしたお肌を引き締めます。
Photoshop等を使っても、うまく濃度が一定でないマスクを生成して それで肌をぼかすことでリアル感を残すことはできるかもしれません。
が、やはりそのマスクを生成する部分が信用ならないため 私は手を出していません💦
そんなこんなで、篠山のレタッチのポリシーは、写真として綺麗に見せるためではなく、そのモデルさんが「肌が綺麗でレタッチが楽そうだね」と思われるようにするため、ということになっています💡
10回目は7月のまたまたMaiさん。
湘南に行きましたが、ここでのボツ写真の出涸らし感も半端なかったです笑。
海では多くの写真をマニュアルフォーカスで撮っていたため、ピント外しまくりで そもそもNGカットの大量生産状態でした💦
そこからOKカットをセレクトして現像していきましたので、残ったものはもう、出涸らしです(しつこい)。
そんな中でも、楽しそうにしているカットを頑張って集めてみました。
多分 採用した写真より笑顔がぎこちなかったのでボツにしました。
変顔なのでボツにしたのですが、復活させました笑
ちょっとツルツルさせ過ぎでしょうか💦
11回目は8月の山中夏歩さん。
茨城の方に出掛けて撮らせて頂きました📷
全てのカットを #Leica M9 で撮っていますが、レンジファインダー機での撮影は 勘の良いモデルさんでないと安心してできません。
ピント合わせにせよ構図合わせにせよ、こちらも半分勘でやることになりますので、勘 x 勘 で崩壊してしまうようでは駄目なのです笑。
あとはCCDセンサーの色味や入射光に対する感度でしょうか。
彼女に合っていると思います。
サッシの縁と頭が重なっていることと 若干寄り過ぎなことが個人的にボツ要素です。
ただサッシの縁はこう座ってもらったら こうなる訳で、、少し頭をずらしてもらえば改善するのでしょうか。
12回目は同じく8月のMaiさん。
『夏の過日。』向け撮影の3回目です。
この日が問題でして…
何せ下着がモロに出ているものや 肌が出過ぎなものは ここに出せませんので、ボツ写真の選択肢がギューっと狭くなるわけです。
そしてそもそもストーリー向けの撮影でしたので、あまり余計なカットも撮っておらず、カラカラの出涸らしです💦
これは脱ごうとしているけど まだ脱いでいないからセーフのはず💧
バスローブは全然セーフ。
少し頭が歪んで見えるので個人的にはボツですが、止む無くセレクト💦
本当にこれくらいしか選べませんでした。
13回目は9月のまたまたMaiさん。
『夏の過日。』向け最後の撮影でした。
この日は撮り損なったいくつかのシーンと、最後の決断のシーンを撮りました。
その中から、最後の決断シーンである蒲田での夕陽シーンでまとめました💡
光は良かったのですが、短い夕陽の時間帯での撮影でしたので、なかなかの出涸らし感(笑)。
類似カットでのボツがそこそこあったので何とかセレクトできています。
ちょっとキメ過ぎているので本編では全くのボツ笑。
ストーリーと無関係であれば、まあまあ悪くない写真だとは思います。
こちらも本編では使いようがなかった写真💦
最後、14回目は11月のはっとりちゃん。
彼女はお顔立ちがタイプです。
実はまだ全ての写真をチェックできていたわけではないのですが…
短い時間で撮らせて頂いたのと、天候も良くなかったので、、💦
この1枚目は、頭の上が木のアンダーな部分と分離できていない点がボツ要素ですね。
選んでおきながらボツ感を感じています笑。
彼女はこれを撮る時にやたら恥ずかしがっていましたが、篠山はこういう写真好きです👍
雨の日の必殺技、ビニール傘前ボケ。
好きです。
別にボツではありません💦
衣装の黒潰れ感にボツ要素を感じますが、共通パラメーターですので仕方がありません💦
普通ならもっと持ち上げます。
📷
これで以上となります。
リアルにボツ写真っぽいものもある中、ボツにしては結構良い写真もあったかと思います。
基本的にファインダーで覗きながら 良いなと思ったタイミングや構図でしかシャッターを切らないので、打率は高いほうなのかなと思っています。
さて、実は2022年は、撮影意欲との闘いという面がありました。
何というか、世界が面白く見えない…といいますか。
世界が面白く見えていないのに 面白い写真なんて撮れるわけがありません。
少し前に某プロの写真家のかたに今年撮った写真を数点お見せする機会があったのですが、、
「もしかして、病んでる?」
と言われてギクっとしました💧
実際、自分が精神的にマズい状態にあるのは自覚しているので(現在進行形)、やっぱり分かるのかなぁと。
ただ、他の写真をお見せした際は気に入って頂けたので、おそらく撮っている時の熱量の違いがバレてしまったのだろうと思います。
実は先にお見せした写真は、本来のテーマとは別で ついでに撮った写真だったのです💡
📷
2022年は、2021年の振り返りで書いた通り、JuicyFruits展では これまでと違ったテイストで、違った表現で、もっと感情を乗せたもの、を制作しました。
それで制作した #写真集 は とても良いものになりましたが、果たして展示として良かったのかどうか。
もしかすると、来年は一度元に戻して、オーディエンスの皆さんが JuicyFruits展に求めておられるであろう物を出すことになるかもしれません。
オーディエンスの求めるものを出すことが正解かどうかも分かりません。
ただ、私の撮影のポリシーはそこにあり、私の存在意義(パーパス)もそこにあると信じているのです。
一方で、昨年も書いた「感情の乗った写真」を撮っていくという目標は引き続きとさせて頂きます。
うまくいけば面白いものができると思っています👍
📷
健康面に関して、2021年はダイエットをして大幅に体重や体脂肪を落とし、人間ドックで良くなかった判定を全て好転させました。
しかし2022年は、やはり精神的に余裕が無かったせいか、ダイエットに身が入らず、大幅にリバウンドしてしまいました💦
ただ、ウォーキングは続けていますし、筋肉はついているようで、体重の増加ほどには見た目は悪くなっていないようです笑。
来年はまた少しダイエットに力を入れようと思います💪
📷
ということで、2022年も色々ありがとうございました🐯
関わってくださった皆様に感謝致します。
2023年も引き続きよろしくお願い致します🐰
最後は年越しそばでお別れします🍜
対戦ありがとうございました(?)。
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