ツクツクボウシの鳴き方の個性がすごい
ツクツクボウシの鳴き方、個性というかクセがすごくないですかね?
残暑が続く今日この頃、外ではツクツクボウシの鳴き声が響いています。
普通、虫の鳴き方、というか動物も含めてほとんどの生物、鳴き声って一定のものが続くのがベターだと思います。
生物の中でツクツクボウシだけ、謎に「展開」がある。
Aメロ、Bメロ、エンディングみたいな感じに聞こえます。
【Aメロ】
ツクツクボウーーーー(↑)シッ
ツクツクボウーーーー(↑)シッ
ツクツクボウーーーー(↑)シッ
ここで転調
【Bメロ】
ツクツクフィーーー(↑)ユーーッ(↓)
ツクツクフィーーー(↑)ユーーッ(↓)
ツクツクフィーーー(↑)ユーーッ(↓)
なんなんだこのパート。さらに転調。
【エンディング】
ツクツクフューーーーーーッ(↓)
フェイドアウト。
サビはないのかい。
サビに入りそうな感じ出しつつ終わりかい。
なんなんだこの終わり方。
こんな具合に、ツクツクボウシはミュージシャンです。
あの小さな身体からよくもまあ器用にこんな展開のあるメロディを紡ぎ出すものです。
ちなみにツクツクボウシが鳴くのはオスだけだそうです。求愛のための鳴き声だそう。
なぜ転調があるのかはまだ詳しくは解明されてないそうです。
ライブで勝手にアドリブを入れる男性ミュージシャンなのです。
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