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投球時に猫背になるとインターナルインピンジメントになりやすい

インターナルインピンジメント

後コッキング期・加速期の肩最大外旋時に腱板の関節包面が後上方関節唇と衝突することをいいます
投球時に上腕骨と肩の関節窩の位置の乱れにより起こります

なぜ起こるのか?

インターナルインピンジメントは肩関節が外転挙上して水平伸展しなければ肩甲骨関節窩の後上方部と上腕骨の腱板付着部の衝突は起こらないとされています
投球時にインターナルインピンジメントがおこるのは肩関節の水平伸展(肩肘を背中側に引く動作)が増大しておこります
じゃあボール投げれないじゃん!って思ってしまうかもしれません。
肩関節の水平伸展を増大させないのがポイントになります

投球時の水平伸展の増大には


肘下がり
身体の開き
肩甲胸郭関節のタイトネス・機能不全

などの原因で起こります
今回は肩甲胸郭関節のタイトネス・機能不全について説明します

肩の最大外旋時には肩甲骨は内転(脊柱による)する必要があります


肩甲骨内転

肩甲骨の内転ができると関節面が背側に向いてくれるので肩甲上腕関節が水平伸展しても肩甲骨と上腕骨の角度が強くならずにインターナルインピンジメントを起こしずらくなります

しかし、猫背になってしまうと肩甲骨の位置が外転して開いてしまいます


猫背 肩甲骨開き

そのため肩の最大外旋時に肩甲骨の内転がうまくできずに脊柱に寄せることができません

肩甲骨外転

すると肩甲骨の関節面が背側に向かないために肩甲上腕関節だけで水平伸展をおこなうために肩甲骨と上腕骨の角度が強くなってしまうために腱板付着部のインターナルインピンジメントをおこしやすくなってしまいます。

インターナルインピンジメントは投球フォームの不良による肩関節の水平伸展の増大によりおこりやすいですが、肩甲胸郭関節の機能不全によってもおこるのでフォームに特別問題ないのに投球時に肩関節の後ろが痛くなる選手猫背などにより肩甲胸郭関節のタイトネスや機能不全があるかもしれません!

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