見出し画像

今年の厄は今年のうちに

床に座り、後ろに手をついて、お尻を浮かせたまま肘を曲げ伸ばし。

日曜日、上腕三頭筋辺りが鍛えられるこの筋トレに、私は勤しんでいた。

始めてすぐに肩の違和感が起きたが、ヒョロヒョロ体型に見合わぬ一人前のプライドが自分で自分を制御できず、3分間最後まで続けた。

トレーニング終了後も、肩の痛みは継続している。

ギックリ腰はなくとも、人生で数回ギックリ背中を経験している私には分かる。

これはギックリだ。

ギックリ肩?ギックリ肩甲骨?

骨がギックリしているわけではないが、痛みの箇所は肩というより肩甲骨付近。

ギックリ肩甲骨付近か。

ギックリ背中の場合、現場が肺の真裏のせいか呼吸ができなくなるほど痛くて苦しいが、今回は肩、しかも左だけなので、左腕が無理のないポジションに収まっていれば痛みを感じない。

それでもいつもと同じ生活を送れるわけはなく。

力を入れて脇を閉じていれば痛みは軽減されるが、こんなものは1分も持たない。

自転車に乗る際は、右手で左肩を掴みつつ左手をハンドルへ持っていく。

左腕を遠くへやればやるほど痛いが、自転車の場合ハンドルに手を置けば痛みが解消されるので、置くまでの1秒2秒が酷い激痛との闘いになる。

毎回、呼吸を止めながらハンドルに左手を置いた瞬間、どっと溜め息が出る。

買い物も、全部右手右腕を使い。

右利き用に作られている改札を通る時は楽だ。いつも通り通過できる。

そんな生活を日曜、月曜、火曜と送り、水曜の朝に左肩はようやく回復したが、今度は右肩が痛い。

「(右肩と左肩が)入れ替わってる?」

前前前世が流れそうな展開に、思考が追いつかない。

左肩の時と痛みは似ているが、これはシンプルな寝違えのような感じがする。

しかもこれまでの3日間、右腕に負荷をかけ続けていた分の疲労が蓄積している。

左右が反転しつつも、またしても痛みと闘う生活が始まった。


今年もあと10日。

年末年始の数日はあまり買い物をしたくないので、今から少しずつ多めに買い物、という私にとって毎年の恒例行事は既に始まっている。

痛い右肩を抱えながら。

年内に治ってくれれば良いのだが。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?