対話の場なのにダラダラ話

対話の場なのに話が長くなる傾向の人、その人が話し出すと話の切れ目が見えず、他の人が発言するタイミングがなかなか見いだせなくなる人、がいる。そうした人の話しぶりを観察すると、話すことを決めてない風。心に浮かぶことをダラダラ話してる感じ。だから話に切れ目がない。

対話慣れしてる人は、話すときにこれを話そう、と心に決め、それをいかにコンパクトに、わかりやすく話そうか、と考えている。こうした場合、話の切れ目がわかりやすいから次の人も発話しやすい。しかし話すことを決めてない人は。

心に浮かぶ言葉をダラダラつなげて話すだけなので、切れ目がなく、コンパクトにまとめるつもりもないので、いつまでも説明しようとするし、補足説明のつもりで余談に入るし、終わりが見えない。一人で10分以上しゃべって、参加者が辟易してても気づかない。自分の心に浮かぶ言葉だけを見つめてるから。

70才以上の人はこうしたダラダラ話の人が多い。世代なのかもしれない。話の腰を折らないという礼儀を叩き込まれている世代。しかし対話という流儀を若い間に経験していない世代は、ダラダラ話になりやすい。私一人なら、案外こうした話も好きなので聞いてるのだけど、対話の場だとクギをさしてしまう。

若い人でもダラダラ話の人はいる。こうした人も、話すことを決めずに話してる感。だからいつまでもしゃべる。終わりが見えない。仕方ないから、ファシリの人が話をいったん切るしかなくなったりする。

対話の場では、話すことを決めること。そしてなるべくコンパクトに、わかりやすく説明すること。それを心がけると、対話の場は盛り上がりやすい。場数踏めば、次第に話をまとめる力もついてくるから、まずはうまく話そうとせず、失敗に終わってもよいから、20~30秒くらいで話を切るようにするとよい。

とりあえず、ダラダラ話の人は、対話の場では、一つ話して、そこで話を切り上げて~!いろんな人の話を聞きたいから!話の腰を折る人がいないのは、あなたの話が面白いからではなく、切れ目が見えないから!切れ目見えるまでは礼儀上からもガマンしようとしてるだけだから!

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