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「こうのとり」運用終了とコウノトリについて

2020/08/19に作成された記事です。

こんにちは、自然科学館のnoteへようこそ!

日中は暑いですが、夜は比較的涼しいので

夜空を見上げながら宇宙に思いを馳せているこの頃です🌌

さて宇宙関連の話題を一つご紹介します🚀

本日8月19日未明に、国際宇宙ステーションから無人補給機「こうのとり」9号機が交換したバッテリーやゴミなど廃棄物を載せて、地球に向かって分離されたそうです。


明日8月20日の16時頃に大気圏に突入し、燃え尽きることで最後のミッションを達成します🌠


約11年間、1号機~9号機にわたる「こうのとり」の運用はこれで終了となり、来年度からは改良型の運用が計画されています。


後継機の愛称はいままで通り一般公募により決まるそうなので、公募が始まりましたら皆さんもぜひ応募してみてはいかがでしょうか。


というわけで、

本日は剥製標本「コウノトリ」をご紹介します。

こうのとり


コウノトリは江戸時代には全国各地に生息していたふつうの野鳥でした。

しかし明治以降の乱獲と生息環境の悪化により、

1971年に日本在来のコウノトリは絶滅しました。

現在は中国やロシアから譲り受けたコウノトリを飼育・繁殖し、野外に放鳥する取り組みが進められており、

およそ200羽ほどが自然のもとで生息しています。

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コウノトリの成鳥は鳴くことができないため、

大きなくちばしを打ち鳴らす「クラッタリング」という方法で、

求愛や威嚇などコミュニケーションをとっています。



宇宙の「こうのとり」はこれでおしまいですが、

野鳥のコウノトリはこれからが楽しみな生き物です。


Halidae

2020/08/19

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