山間部の女子中学生の悲痛な叫びと先生の対応に全オレが泣いた

山口県内の中学校の修学旅行は、関西(京都・奈良・USJ)か、九州(長崎・グリーンランド)が多いんじゃけど、県内でもなかなかの山間部に位置するP中学校は、自治体からの補助を受けて、沖縄に行くようになったんよね。

もうさ、沖縄どころか、飛行機に乗るのだって初めてな子ばっかりじゃし、田舎の純粋で素直な子ばっかりだから、ひとつずついちいち感激してくれるし、添乗員のオレも一緒になってビーチバレーをしたり、バナナボートに乗ったりして、2泊3日の沖縄を全力で楽しんでくれてたのね。

それでね、何人かの女の子たちがお揃いの ハイビスカスの髪飾り を買って、ホテルでそれをつけてたの。そしたらそれを見た先生が

「修学旅行は学校行事だから、今はそんなものはつけてはいけない。山口に帰ってからつけなさい」

って言うちゃったんよ。

すると、いつもは本当に真面目で聞き分けのいい女の子たちなんじゃけど、そのときだけは

でも地元に帰ってからこんなハイビスカスつけてたってバカみたいじゃん‼️

って珍しく先生に食ってかかったの。

そしたら先生もね、その子たちが本当に沖縄を満喫してて、すっごい楽しくて、みんなでハイビスカス お揃いでつけようよ!って思い出づくりをしようとしているってことを理解してくれて、修学旅行中も髪飾りをつけてていいよ、ってことになったの!

あの時の先生さ、生徒の真剣な訴えを聞いて

「そうか、確かにそりゃその通りだな!ハハハハハ‼️

ってそりゃー気持ちよく豪快に笑って、ちょっとだけ融通をきかせてくれちゃったってことなんじゃけど、その「ちょっと」の融通が、生徒たちにとってはとても「大きい」よね。
えぇ先生じゃったな…!


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