しん太/ビール醸造とエッセイ

ヒップホップが好きな幼稚園児2人の子育てをしている、ビールを造る人です。何を造るかより…

しん太/ビール醸造とエッセイ

ヒップホップが好きな幼稚園児2人の子育てをしている、ビールを造る人です。何を造るかよりどう造るか、どう造るかよりどう生きるか、を考えたい。死ぬほど辛かったあの日々から、少しずつ良く、善くなっている気がします。ビール造り以外の話が多くなるかもしれません。

最近の記事

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久しくnoteに触れていなかったけれど、酔った勢いでビールを造っている身として、ビールを飲んでいる身として徒然なるままに書いてみよう。ゴールは決めていないし、道筋も描いていないし、書きはじめだして早々に道端の石ころに躓いて頭を打って書き終わるかもしれない。これは酔って書くのが面倒になることの比喩だ。こういった文の書き方は知らないいし明喩も暗喩もわからないので比喩だと明記する。 どうしてビールを今造っているのだろう。就職活動をするときに何を思っていたのかが手掛かりになりそうな

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      • ビール醸造で利益率を上げるためにやるべき10のこと

         こんにちは、ビール醸造家のしん太です。  最近、クラフトビールの新しい醸造所(ブルワリー)が増えてビール業界に活気がでてきましたね! と思っていたところにコロナの大打撃。外飲み需要の低迷はビール業界にも大きなダメージを与えています。  自分が好きなブルワリーに潰れて欲しくない!好きなビールが無くなるなんて嫌だ!とお思いになる方も多いことでしょう。私もその一人です。  そこで、私の経験からビール醸造において利益率を上げるための10の作戦をまとめてみました。一部ビール醸

        • クラフトビールにおけるカンブリア大爆発

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          ビール醸造、仕込みで骨格がきまり、発酵で品格がきまる

          仕込みで骨格がきまり、発酵で品格がきまる 私がビール造りをはじめた頃に教わり、今でも大事にしている言葉だ 好きな言葉だ 仕込み、は発酵前の麦汁をつくる工程 ここで大まかなビールのタイプがきまる 味の濃さ、ホップの香りの強さ、色、、、 それはどういうビール?と聞かれたときの説明に使う言葉たちがここできまる 黒ビール用の麦汁は黒ビールにしかならない 骨格、つまりとても重要なことがきまる 骨格は変えられない 大人になってから背を伸ばしなさいと言われてもできないのに似ている

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          背中が痛くて病院に行ったところ20年ぶりにポケモンマスターを目指すことになった話

          背中が痛い激痛である 背中の痛みが怖いのでロキソニンを飲んで寝るが、結局痛みで丑三つ時を越えたあたりで目が覚めたのは今日でもう4日目だ。 初日は右の肩甲骨の内側が痛かった。 なぜこんな場所が痛くなるのか、考えていても始まらない。 痛いものは痛いのだ。 キリキリ刺すような痛みとゴムのハンマーで叩かれたかのような鈍い痛みが不規則に襲ってくる。厄介なのはベッドで横になっていると痛みが増すのだ。日数が経つにつれて回復していくだろうと高を括っていたが、むしろ徐々に痛みが増してきて

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