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在宅でヘッドフォンつけっぱなしは色々トラブルに。骨伝導 4機種とオープンイヤーの2機種、1万円以下の耳をふさがないヘッドフォンを比較してみた。

在宅勤務が続き、音楽を聞きながら仕事をしたり、どうせオンラインミーティングも続くから、といってヘッドフォンをつけっぱなしで仕事をしている人も多いのでは?

そこで起きるのが「ヘッドフォンをつけっぱなしで、周りの音が聞こえない」問題。とくにカナル型は顕著です。

コメント 2020-04-16 224201

具体的にはこういった問題が起きたり。

- お昼ごはんできたよ、の声が聞こえず喧嘩に
- 在宅しているのに呼び鈴聞こえず不在票
- 冷蔵庫の締め忘れアラームが聞こえず
- BGVのTVの緊急速報を聞き逃す

これの怖いのは、本人聞こえてないから問題が起きたかどうかもわからないこと。あとで聞き逃していたことがわかる。

耳をふさがないヘッドフォン

ということで今回比較したのが耳をふさがないヘッドフォン。主にこちらの2つのタイプ、3機種です。

- 骨伝導型
- オープンイヤー型

オープンイヤー型はSONYのものでBluetoothと有線の2機種です。骨伝導型は Aftershockという、最高峰がありますが数万円も出してられないので、Amazonの安いやつとAftershokz 唯一の1万円以下で変える TITANIUM。

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一つ注意は、オープンイヤーだろうが、耳の近くで音を作るという、音を出す仕組みは大きくは変わりません。音を大きくしすぎれは外の音は聞こえづらくなりますし、音漏れも大きくなります。あくまで音控えめで使う道具ですよ。

骨伝導型

安い中では比較的昔から売れている SUTOMO という多分中国メーカーのものを買ってみました。

SUTOMO 骨伝導イヤフォン Bluetooth 対応 5、580円 黒のみ

骨伝導なのか小型スピーカーを押し付けているのか。それでも耳穴は完全フリーなので快適です。声は聞きやすい。音質はあまり良くないですね。ただ普通に聞こえる程度ならあまりそれなりに良い音質です。BGM的に使うなら良し。

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機能:○ IPX7防水、CVC8.0ノキャン(偽ノイキャン)8時間、30g
音漏れ:○ 普通に聞こえるくらいだと1m離れてほぼ聞こえない程度
音質:△ 音楽聞くには中。低音とか弱い。人の声は聞きやすい
装着感:△ 若干締めつけ感ありで頭大きい人は厳しいかも。耳穴フリー快適
マスク:△耳上に引っ掛けなので多少ゴムに干渉する

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が、1点問題が。Windows 10 で接続するといつも通話でのみ接続されて、音楽に接続されない。PC側のBluetoothをOFF/ONするとつながるのだが、毎回それなので面倒になって返品しました。

Vidonn F1 4,975円

同じような、安めの骨伝導ヘッドフォン。前述のものと違い、後ろが結構ハードタイプ。前述のものが太いワイヤーでつながっている感じだとすると、こちらは柔軟なプラスティックでつながっている感じ。

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機能:Bluetooth 5.0 IP55防水 ○ 6-8時間、38g。音量ボタン
音漏れ:○ 普通に聞こえるくらいだと1m離れてほぼ聞こえない程度
音質:△ 音楽聞くには中。どちらかというと低音寄り。
装着感:△ 剛性が高くフィット感はある。耳穴フリー快適
マスク:△耳上に引っ掛けなので多少ゴムに干渉する

自分で問題だと思ったのがその形状。後ろのアーム部がかなり下になります。首の下の方。なので少し上を向くとすぐにアームがあたり本体が動く。これがほんとに気になりました

Z8 4,490円

最初に買った、SUTOMOと同じような形状です。軽くて音量も音質もそれなり。

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機能:Bluetooth 5.0 IP55防水 ○ 4時間、36g。4ボタン
音漏れ:○ 普通に聞こえるくらいだと1m離れてほぼ聞こえない程度
音質:△ 音楽聞くには中。人の声も聞きやすい。
装着感:△ 軽くて快適だが、若干締めつけ感あり。長時間厳しいかな?
マスク:△耳上に引っ掛けなので多少ゴムに干渉する

再生時間はちょっと短いです。それからホールドがしっかりしている分長時間使うとちょっと圧迫感を感じました。実際に使用後にはしっかり跡が付いています。

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それから決定的に厳しいと感じたのが距離が離れると途切れる。4, 5mこえると苦しい。他に比べて短く感じました。初めズボンの後ろのポケットに入れていたスマフォの音楽が途切れがちになって心配になった。

Aftershokz TITANIUM 8,900円~

骨伝導ヘッドフォンといえば Aftershokz です。その中でも一番エントリーモデルをチェック。

機能:Bluetooth 4.1 IP55防水 ○ 6時間、36g。3ボタン
音漏れ:◎ ちゃんと骨伝導してるのか他より漏れ少ない
音質:○ 音楽聞くには中。2モード有り、低音強調とノーマル。
装着感:○ 軽くて快適だが、若干弱い締めつけ感あり。
マスク:△耳上に引っ掛けなので多少ゴムに干渉する

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イコライザという名前の音質モードが2つがあって低音強調の音楽向けと、人の声を聞きやすいモードと2つあるのはいいです。普通の音量で聞いていて外すとほとんどヘッドフォンから音が聞こえない。音漏れは低価格モデルに比べて少ない気がしますボタンを押すとバッテリー残量状態を簡易的に教えてくれる機能もGood。少し途切れやすいかなと思いますが気になるほどではない。普通のBluetooth のヘッドフォンよりも届く距離が短いのは他の製品とも同じ。

ということでやっぱりこれが一押しかな?上位モデルもあるけどちょっと手が出ない。

【追記】

結局これも手放しました。耳にかかるところが痛い。重さと形状のせいかも知れません。

いまはAftershokz OPENCOMM  がおすすめです。


オープンイヤー型 Bluetooth

ソニーのオープンイヤー型、耳穴に入れるので普通のヘッドフォンに近い音の出し方なので、音も骨伝導に比べて良いです。なお本体の棒状の部分が折れやすいので注意です。

SONY SBH82D Bluetooth  8,100円~ 灰、紫、黒

インナーイヤー型みたいですが、真ん中は穴が空いているタイプ。イヤーパッドでフィット感は調節します。やはり通常のヘッドフォンタイプなので音はいいですね。そして後述の有線タイプよりも音はよく感じました。でも私の音の評価はあまりあてにしないでください。

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機能:○ USB-C充電、7.5時間、イヤーパッド3種類、26g
音漏れ:○ 普通に聞こえるくらいだと1m離れてほぼ聞こえない程度
音質:◎ 音質よし、低音もそこそこ。
装着感:△ 耳掛けでちょっと不安な人もいるかも。
マスク:○ 耳下に引っ掛けなので干渉しにくい
強度 本体が折れる報告が多発。ソニーの保証は無し。

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オープンイヤー型 有線

こちらは有線のオープンイヤー型。まず最大音量にするとBluetooth よりも音が2,3割大きい。充電もいらないですし、軽いのは当然。

SONY STH40DJP 有線型 5,045円 黒・灰、灰緑、桃

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機能:○ 有線ヘッドフォン 18g
音漏れ:○ 普通に聞こえるくらいだと1m離れてほぼ聞こえない程度
音質:○ 音質よし、低音もそこそこ。ただ SBH82D のほうが良い気がする。
装着感:△ 耳掛けでちょっと不安な人もいるかも。
マスク:○ 耳下に引っ掛け下向きコードのみなので干渉しにくい
強度 本体が折れる報告が多発。ソニーの保証は無し。

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ということで有線の場合はこれ一択ですね。


どれがいい?

まず音楽を重視したい人はもう、SONYの物を選ぶしか無いです。音質は評価に自身がないですが、Bluetooth のほうが低音高音ともに良い気がしました。これは自分で店頭で聞いてみてください。

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充電とか面倒とか、出来る限り安いのが良ければ有線、そうでなければ Bluetooth タイプです。どちらも持ち運び時の破損に注意。

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コンパクトでじゃまにならないのがこの骨伝導タイプ。耳穴がフリーなので私はお気に入りです。TV会議では人の声がきれいに聞こえたのでいいですね。耳をふさがないと自分の声が大きくなりすぎないので良いかと。

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実際これで今も音楽聞いています。部屋の音もちゃんと聞こえて音楽も聞こえてってくらいの音でBGMくらいなら、まぁいいかな?って音質。ギターのストリングもクリアに聞こえますよ。

おまけ:自分で修理

何度も書きましたが、SONYのオープンイヤーは本体の筒の部分が折れやすいです。通常利用では大丈夫だと思いますが、持ち運び時に鞄の中などで折れることが多いらしい。まぁ今は3密はNGなのでそういう状況になりにくいですが。

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SONYでは保証してくれないので、5000円の有線タイプは修理に出すと6000円と言われました。なので私は熱収縮チューブで修理です。瞬間接着剤は丁度的に弱いのと穴を塞いでしまって音が出なくなることもあるのでおすすめしません。

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参考になれば!

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