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僕と怖いおじさん(芋けんぴ達の独り言) 第32話 怖い顔のおじさんとJK(19)

#創作大賞2023
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第32話 怖い顔のおじさんとJK(19)

 家の怖い顔のおじさんが、絵里ちゃんの元彼の両親へと。

 憤怒しながら罵声を吐き、放ち──。

 元彼を絵里ちゃんへと土下座させ、謝罪をさせたこともあるからと。

 僕【芋かりんとう】が説明をした。

 加えたところで。

 みなさんは察しがついたと思う。

 そう、僕【芋かりんとう】のマドンナ絵里ちゃんは、未亡人のお母さんと二人暮らしでね。

 実のお父さんは絵里ちゃんが小学生の時に。

 交通事故に遭われて他界をされたのだ。

 だから未亡人の絵里ちゃんのお母さんは、頼れる男性ひとがいないから。

 家の怖い顔のおじさんへと相談……ではなくてね。

 偶々この道の駅で販売していたおじさんの遠いい、目線の先に……。

 自身の顔を青く腫らし、俯き、肩を落とし、背を丸め歩く。

 弱々しい様子の絵里ちゃんを。

 家の怖い顔のおじさんが偶然に見つけ──。

 絵里ちゃんへと声をかけ。

 彼女から訳を聞けば。

 慌てて絵里ちゃんのお母さん。

 すみれさんへとL〇NEでメール。

 そして絵里ちゃん状況、状態を説明……。

 家の怖い顔のおじさんが絵里ちゃんのお爺さんへと成りすまして。

 元彼の家へといき──向こうの両親も含めて話しをしてくると。

 家の怖い顔のおじさんは【すみれ】さんへと告げると。

 先ほど僕【芋かりんとう】が説明をした通りに。

 家に怖い顔のおじさんは、絵里ちゃん親子とは赤の他人なのに。

 事件に首を突っ込み、相手の両親へと罵声を吐き。

 その後話しをしたほど。

 この齢になって妻も、子も孫もいない家の怖い顔のおじさんは。

 幼い頃から自分のことを怖がらず。

「おじさん」、

「おじさん」と懐いてくれる絵里ちゃんのことが。

 家の怖い顔のおじさんは、自身の娘や孫のように可愛いのと。

 まあ、みなさんも、そろそろ気がついたと思うのだけれど。

 家の怖い顔のおじさんは、絵里ちゃんのお母さん……。

 すみれさんに片思いだから。

 尚更絵里ちゃんのことが。


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