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ウニとくさや

親に頼まれて百貨店へ買い物に来た。
親の用事を済ませ、
自分の買い物をしようと思った時
今週に敬老の日があることを
思い出した。

お盆、年末、誕生日
父の日、母の日、敬老の日。

何がプレゼントが必要な時に
何故か百貨店に用事があって
用事を済ませて最後に
プレゼントが必要なことを思い出して
買う。

今回も帰る前に思い出して良かった。
父の好きなウニとくさやが
売っているから。

本当はアルコールの入っていない
塩とウニだけのが欲しかったが
今日は売り切れてしまったとのこと。

アルコールは入っているが
いつもより味の濃いといわれる方にした。

瓶入りのくさやと、ウニ
いつもより大きい物にしました。

隣に住んでいながら
朝早く出て、日が暮れてから帰る繰り返しで
2週間くらい会っていなかった。

用事を頼まれた時に、
父は、少し元気が無い気がした。
そして、最近私の姿を見ていないことを
心配していたと、後で母から聞く。

こんな事言いたくないが
あと何回元気な父に会えるだろうか。
元気の無い父も含めたら
あと何回会えるのか。

ウニと瓶入りのくさやをあげて
親のご機嫌をとる。
それはまた、自分にとって
次の敬老の日まで安泰であって欲しいと
願いをこめたルーティーンなのです。

喜んでもらえたら
何よりです。

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