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魔法のスプーンになって!

見出し画像のスプーン、世界に一つだけ、
私が考えに考え抜いた袋の角まですくえる
スプーンなんです。
そして袋の上から擦り切ると
ちゃんと大さじ一杯になる優れもの。

実はこの力作は、職業訓練時代に
この世の中にあったら役立つだろうなぁの
考えのもと、ゼロから考え出した
世界に一つだけの私の大切なスプーン。

職業訓練を受けてからはや5年。
最低でも事務職、
最高でもものづくりの職につく。
をモットーに就活をしましたが、
両想いになれそうだった会社は
子連れで当時は残業できず、また、
場所が車通勤でないと通えない場所だった為
状況が許さず敢えなく断念。
失恋しました。(笑)

それでも、なんとか事務職にご縁があり
今に至ります。
途中、派遣も経験しながら少しずつ待遇と
お給料を上げるべく転職を繰り返してきました。
今の職場が今までで1番良いことには
間違い無く、また、偶然に入れた広報課。

デザインや紙面のレイアウト、取材対応を横目で見るだけではありますが、自分のやりたかったことに1番近い部署。
全く不満は無かったはずなのですが…。

私の心の奥に潜む大きな穴があり、そこから
得体の知れない寂しさが漂う。
初めは何が何だか分からず、秋のせい?
年齢や体調の問題?と思ってましたが、
そういえば、ものづくりをしていた時は
寂しい気持ちは全く無かったことを
思い出しました。

そのきっかけとなったのが、へんいちさんの
スタイロフォームで模型を作った記事。
楽しさと、ものづくり愛が溢れています。

スタイロの言葉に懐かしさを覚えて
初めは引き込まれましたが、
それ以上にものづくりへの欲求が
私の中に戻ってきました。

その記事はこれ!

ものづくりでは分からない用語が沢山あり、

プロトタイプ: 試作、モデル
プロダクト: 生産物
スタイロフォーム: 断熱材の一つ。ものづくりの試作品はスタイロフォームを削って作る。
レンダリング: 画像や映像を表示させること。

などなど、やっと覚えたカタカナ用語の一つです。
あ〜、私もスタイロ黙々と削ってた!
楽しかったことを思い出したので、
職業訓練のものづくり講座の
紹介をさせて頂きたく思います。

スプーンを作る工程

あったら良いな、の物を考え出す練習。
下中央2枚がスプーンを考え出す工程。
  • これを紙粘土や割り箸、針金を使って具現化。まだまだ形は変更可能。
    この時はまだ、形は漠然としている。

何種類も作った後で、どれが使いやすいか
どんな商品が良いか絞り込む。
  • この考えた物を実際に具現化するべく、
    上から見た図面と横から見た図面を
    スタイロに落とし込む。

上から見た図面と横から見た図面を貼り、
切り込みを入れるとスプーンができる。
これはパンフレットのスプーン。
全ての案のスプーンを何種類も作ってみる。
どれも私にとっては大切なスプーン達です。
  • 実はスプーンを作る前に練習で好きな物も作りました!

前から見たら星。
だけど厚みがあるとこうなりました。
色付けはスプレーで。かわいい❤️
右は時間切れで下塗りの白い色まで。残念!
前から見たらローマ字の大文字の「T」
横から見たらローマ字大文字の「K」
色は「T」が黄色、「K」が黄緑。
少し色が混ざってしまいました。
これも、下にあるのはあの
水色のスタイロフォームです。
水色だったスタイロフォームを紙やすりで削り続け
表面を滑らかに。最後に黒のスプレーで色付けです。
全てにスプレーする為にスプーンは糸で吊るして色付け。
削りすぎて持ち手の部分、撮影の最後に折れました。
これもご愛嬌☺️

スプーンを販促物に載せて宣伝開始!

三つ折りタイプのパンフレット。
お互い手伝いながら協力して自分で撮影しました。
三つ折りタイプのパンフレットを開くと
スプーンの上の粉が浮き出ます。
ここが、1番の見せ場です!
二つ折りタイプのパンフレット。
撮影やアイディアも、もちろん自分で。
二つ折りのパンフレットを開くとこうなる。
左側は使用例のイメージ写真。
右側はスプーンの特徴を四つ記入。
裏から見るとこの写真。
こんなイメージにも対応可能をアピール。
でも表の写真からの一貫性が無いかも。
次回の課題ですね!
プレゼン資料。
実際の商品添付の説明書としても使える。
販売するときのパッケージデザイン。(表)
粉物の袋の中にスプーンが入るイメージ。
粉は黄色い点で表現しました。
裏にはスプーンの特徴の説明を四つ記入。
持ち手には、やはりスプーンをイメージして。
この持ち手も私の好きな部分です!
箱の展開図。
パソコン上できっちり長さを考えながら
作成するのはとても難しかった。
ダンボールの厚みがあるのを計算に入れなかった。
その為仕上がりがキツくなる。
これも、次回の課題です。
WEB画面をHTMLを使って作成。
ページのレイアウトは手書きの紙で考えます。
(一枚目の写真の左下)
ネット通販での販売サイト画面。
登録や、完了を押すと次の画面に飛ぶように
作られています。
スプーンからカラフルな星が飛んでいるところが
私のお気に入りです。
最後に大切な宝物を再び箱にしまって。
次、この箱を開けた時、私は何をしてるかな?


以上が、職業訓練のものづくり講座を
まとめてみたものです。
スプーン以外に勉強したことは
今回は割愛させて頂きました。

テーマごとに、それぞれの先生が担当。
この前お店に伺った多摩美術大学の山田先生。
他にも、千葉大工学部の先生、無印良品の
デザイナーの方など、だいたい約6名の
先生にお世話になりました。

先生1人に対して20人弱の生徒。
質問には対応して頂けるが、ほぼ全てが、
自分達の発想が原点になっています。

私は子供の溶連菌で数日休んでしまった時に
「ARUU」の名前だけは
先生に考えて頂きました。

それ以外の発想は全て自分から。
だから良し悪しは別として個性があって面白い。
満足度も高い。

この自分から湧き立つ気持ちを忘れてしまうと、
心の穴が大きくなる。
忘れないで発信していかねば。

私は良くも悪くもすぐ忘れる。
生活が忙しくなったり、
子供や仕事に何かあると
それ以外の事を、その時間の中で
全て忘れてしまう。

でも、忙しくても、
その心の奥から湧き立つ気持ちを
忘れないように。

自分の為にも、皆さまの為にも
キキさんのとても素敵な記事を、
紹介させてください。

記事の最後にある
「自分の置かれた状況にかかわらず
 人を喜ばせたい、楽しませたいと情熱を
 傾け続けられる人。」
誉田さんが考えるプロフェッショナル像、
素敵です。

私はその言葉に➕して
自分の気持ちに蓋をしない。
小人が騒ぎ出すから。
そんな事が常にし続けられる人に
なりたい。

明日、また訓練でお世話になった先生に
会いに行くつもり。
このまとめた記事を見せたら
喜んでくれるかな。

そして来週には広報課の課長との面談で
また、この記事の写真部分だけみせる。
自分はこんな事も出来ますと見せて、
仕事の幅が発想できる仕事へと
広がっていったら良いな。

そんな気持ちを胸に。

とてもとても長い記事、
最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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